知っておきたい「実質株主」
- 株主とは会社は、事業を行うためにお金が必要です。そのお金を、事業のために集める方法の一つに、株式の発行があります。株式とは、簡単に言うと、会社に出資した証書のようなものです。そして、この株式を持つ人のことを「株主」と呼びます。株主は、株式を購入することで、会社に資金を提供します。その代わりに、株主は様々な権利を持つことになります。代表的なものとして、会社の利益に応じて配られる「配当金」を受け取る権利や、会社の重要な経営事項について、意見を表明し、議決に参加する「議決権」などがあります。株主は、会社の経営に直接関わることはできませんが、「議決権」を通じて、経営陣を選任したり、重要な経営方針に賛否を表明したりすることができます。また、「配当金」は、会社の業績が良い場合には多くなり、反対に業績が振るわない場合には少なくなったり、全く支払われないこともあります。このように、株主は、会社にとって、資金の提供者であると同時に、会社の成長を左右する重要な存在と言えるのです。