賢く使う!外貨預金リーブオーダー
投資について知りたい
先生、「外貨預金のリーブオーダー」ってなんですか?難しそうな言葉でよく分かりません。
投資アドバイザー
なるほど。「リーブオーダー」は「指値注文」とも呼ばれ、あらかじめ決めた為替レートになったら、自動的に外貨を売ったり買ったりする注文のことだよ。例えば、1ドル100円になったら円をドルに交換する注文を出すことができるんだ。
投資について知りたい
自動で取引してくれるんですね!便利ですね!でも、もしそのレートまで届かなかったらどうなるんですか?
投資アドバイザー
良い質問だね。その場合は取引は行われないんだ。だから、リーブオーダーを出す時は、将来の為替レートがどうなるかを予想しておくことが大切なんだよ。
外貨預金のリーブオーダーとは。
「外貨預金」の取引で使う「リーブオーダー」っていう言葉は、「この値段になったら買ってね」「この値段になったら売ってね」って先に銀行に頼んでおく注文方法のことだよ。
為替の変動を味方に
– 為替の変動を味方に外貨預金は、国内の銀行預金よりも高い金利で魅力的ですが、気を付けたいのが為替の変動です。円高になると、外貨を円に戻す際に受け取る金額が減ってしまい、せっかくの利息が帳消しになってしまうこともあります。最悪の場合、元本割れのリスクも伴います。そこで、為替の変動リスクを軽減するために活用したいのが「リーブオーダー」という仕組みです。リーブオーダーとは、あらかじめ指定した為替レートになった時点で自動的に外貨を売却する注文のことです。例えば、1ドル100円の時にドル預金を始め、円高による損失を避けるために、1ドル95円になったら自動的に円に戻すようリーブオーダーを設定しておきます。その後、予想通り円高が進み1ドル95円になった時点で、自動的に円に両替されるので、大きな損失を出さずに済む
メリット | リスク | リスクヘッジ |
---|---|---|
国内の銀行預金よりも高い金利 | 円高になると、外貨を円に戻す際に受け取る金額が減り、利息が帳消しになる場合がある。最悪の場合、元本割れのリスクもある。 | リーブオーダー:あらかじめ指定した為替レートになった時点で自動的に外貨を売却する注文を設定しておく。 |
リーブオーダーとは
– リーブオーダーとは
リーブオーダーは、為替取引を自動化する便利な仕組みです。
毎日為替レートをチェックするのは大変ですが、リーブオーダーを設定しておけば、その手間を省くことができます。
具体的には、あらかじめ希望する為替レートを決めておき、そのレートになった時に自動的に外貨預金の預け入れや解約を行う注文方法です。
例えば、1ドル100円になったら自動的に円を売ってドルを買う、あるいは、1ユーロ120円になったら自動的にユーロを売って円を買う、といった設定ができます。
リーブオーダーを活用すれば、仕事や家事などで忙しい場合でも、希望するレートで自動的に取引を実行できるため、チャンスを逃さずに有利なタイミングで外貨預金の売買を行うことが可能になります。
項目 | 内容 |
---|---|
リーブオーダーとは | 為替取引を自動化する仕組み |
メリット |
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仕組み | あらかじめ希望する為替レートを決めておき、そのレートになった時に自動的に外貨預金の預け入れや解約を行う注文方法 |
例 |
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2つのタイプを使いこなす
外貨預金をより有利に積み立てていくために、ぜひ活用したいのがリーブオーダーです。リーブオーダーには、「指値注文」と「逆指値注文」の二つのタイプがあります。
まず、「指値注文」は、あらかじめ決めておいた為替レートよりも円高になった時に、自動的に外貨預金を買い増す注文方法です。例えば、1ドル140円の時に、1ドル135円で指値注文を入れておくとします。その後、為替レートが1ドル138円の円高になったとしても、この時点では注文は実行されません。しかし、さらに円高が進み、1ドル135円に達した時点でシステムが自動的に注文を実行し、1ドル135円で外貨預金を購入します。つまり、指値注文は、円高のタイミングを狙って、より有利なレートで外貨預金を買い増したい場合に有効な方法と言えるでしょう。
一方、「逆指値注文」は、設定したレートよりも円安になった場合に、自動的に外貨預金を売却する注文方法です。例えば、1ドル140円の時に、1ドル145円で逆指値注文を入れておきます。その後、為替レートが1ドル142円の円安になっても注文は実行されません。しかし、さらに円安が進み、1ドル145円に達した時点で自動的に売却注文が実行され、保有している外貨預金が売却されます。逆指値注文は、予期せぬ円安が進行した場合に、損失をあらかじめ設定した範囲内に抑えたい場合に有効な方法です。
注文タイプ | 説明 | 使用シーン |
---|---|---|
指値注文 | 設定レートよりも円高になった時に、自動的に外貨預金を買い増す注文方法。 | 円高のタイミングを狙って、より有利なレートで外貨預金を買い増したい場合。 |
逆指値注文 | 設定レートよりも円安になった場合に、自動的に外貨預金を売却する注文方法。 | 予期せぬ円安が進行した場合に、損失をあらかじめ設定した範囲内に抑えたい場合。 |
リスク管理にも有効
– リスク管理にも有効
リーブオーダーは、目標とする利益を確定させるだけでなく、為替変動から資産を守るリスク管理にも役立ちます。
例えば、海外旅行を計画していて、旅行資金を外貨に両替したいとします。
この時、円高時に外貨に両替できれば、より多くの外貨を手にすることができます。
そこで、リーブオーダーで希望する交換レートをあらかじめ設定しておけば、自動的に有利なタイミングで外貨に両替することができます。
反対に、投資として外貨預金をしている場合を考えてみましょう。
急激な円安が進むと、保有している外貨の価値は円建てで見て目減りしてしまいます。
このような事態を防ぐために、リーブオーダーで許容できる損失範囲をあらかじめ決めておくことができます。
設定したレートに達したら自動的に売却されるため、損失を最小限に抑えながら、資産を守ることができるのです。
目的 | リーブオーダーの使い方 | メリット |
---|---|---|
利益確定 | 目標とする交換レートで外貨を購入/売却する注文を設定 | 希望するレートで取引できる |
リスク管理 | 損失許容範囲内の交換レートで外貨を売却する注文を設定 | 損失を最小限に抑え、資産を守ることができる |
リーブオーダーを活用しよう
– 預け入れ時為替レートを指定する注文方法
為替相場は常に変動しており、その変動を見極めることは容易ではありません。特に仕事などで忙しい方は、為替レートの動向を常にチェックすることが難しいでしょう。
しかし、「リーブオーダー」という注文方法を使えば、自分の希望する為替レートをあらかじめ指定して、自動的に外貨預金の売買注文を出すことができます。これは、まるで自分の代わりに為替レートを見張っていてくれるようなものなので、忙しい方でも効率的に資産運用を行うことができます。
リーブオーダーには、主に「指値注文」と「逆指値注文」の2種類があります。
「指値注文」は、現在の為替レートよりも低い価格(円高)になった時に外貨を購入する場合や、逆に現在の為替レートよりも高い価格(円安)になった時に外貨を売却する場合に有効です。
一方、「逆指値注文」は、損失を限定したい場合に役立ちます。例えば、保有している外貨が値下がりした場合に、損失が一定の水準以上に拡大する前に自動的に売却することができます。
このように、リーブオーダーは、自分の投資スタイルやリスク許容度に合わせて柔軟に活用することができます。
ただし、リーブオーダーは万能ではありません。例えば、指値注文では、指定した為替レートまでレートが動かなかった場合、注文が成立せず、取引の機会を逃してしまう可能性があります。
リーブオーダーを活用する際には、その仕組みやメリット・デメリットをしっかりと理解しておくことが重要です。
注文方法 | 概要 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
指値注文 | 希望する為替レートを指定して、そのレートになったときに自動的に注文する。 | – 円高/円安になったタイミングを逃さずに取引できる – 自動で注文が出るので、こまめなチェックが不要 |
– 指定したレートまで為替レートが動かない場合、注文が成立せず機会を逃す可能性がある |
逆指値注文 | 損失を限定したい場合に、あらかじめ損切りとなるレートを指定して自動的に注文する。 | – 損失を一定の範囲に抑えることができる | – 急激な為替変動に対応できない場合がある |