企業年金の種類と特徴:規約型確定給付企業年金とは
人生100年時代と言われるようになり、老後の生活設計はますます重要になっています。公的年金だけに頼るのではなく、自分自身で老後資金を準備するという意識を持つ必要があります。企業年金は、会社が従業員のために実施する年金制度であり、公的年金に上乗せして給付を受けられるため、より豊かな老後を送るための支えとなります。
企業年金には、大きく分けて「確定給付企業年金」と「確定拠出年金」の二つがあります。確定給付企業年金は、将来受け取れる年金額があらかじめ決まっている制度です。その中でも、今回は「規約型確定給付企業年金」に焦点を当てて解説します。この制度は、企業が独自に年金規約を定め、従業員の加入や給付の条件などを決めるものです。将来受け取れる年金額が確定しているため、老後の生活設計が立てやすいというメリットがあります。
企業年金制度は、加入する企業や制度によって内容が異なります。
ご自身の加入している企業年金制度について、しっかりと理解しておくことが大切です。