証券化商品とは何か?
- 証券化商品の仕組み
証券化商品という言葉を耳にしたことはありますか?これは、住宅ローンやクレジットカードの利用残金のように、将来的にお金を生み出すと考えられる資産を、投資家が購入できる証券にしたものです。
例えば、あなたが住宅ローンを組んで毎月返済しているとします。この時、あなたが金融機関に毎月支払っているお金は、実は証券化によって投資家の手に渡る可能性があります。
具体的には、まず金融機関があなたの住宅ローン債権などをまとめて証券化商品にします。この商品は、将来あなたが返済するであろう元利金が投資家にとっての利益となるわけです。そして、この証券化商品は証券会社を通じて投資家に販売されます。
このように、証券化商品は、本来は個人や企業が保有している資産を、投資家がお金を出資する対象に変えることで、資金調達をしたい側と投資をしたい側の双方にとってメリットのある仕組みを提供しています。