お金の流れを掴む!キャッシュフローとは?
- 企業活動の血液、キャッシュフローとは
企業の活動を人間にたとえるなら、キャッシュフローはまさに「血液」といえます。 売上や利益も大切ですが、企業活動を継続していくためには、実際のお金の流れである「キャッシュフロー」を把握することが何よりも重要になります。
では、キャッシュフローとは一体何でしょうか。 簡単に言えば、事業活動を通じて、実際にどれだけの現金が企業に入ってきて、どれだけの現金が出ていったのかを示す指標です。
たとえば、商品を販売して売上は計上されても、代金がまだ支払われていなければ、実際の手元にある現金は増加しません。逆に、仕入れなどによって費用が発生していても、まだその支払いが済んでいなければ、実際の手元資金は減りません。 キャッシュフローは、このように「実際に移動したお金」に着目することで、企業の財務状態をより正確に把握することができます。
たとえ利益が出ているように見えても、キャッシュフローがマイナスの状態が続けば、いずれ事業は継続できなくなります。これは、人間でいえば、いくら健康的な食事を摂っていても、血液が不足すれば倒れてしまうのと同じです。
企業が安定した経営を続けるためには、キャッシュフローを常に把握し、プラスを維持していくことが不可欠です。