価格の伸縮性とは?
- 価格の伸縮性とは?
商品の値段が変化した時に、需要や供給がどれくらい影響を受けるのかを示す指標を、価格の伸縮性といいます。
例えば、あるお菓子の値段が10%上がったとします。
もしこのお菓子の価格の伸縮性が高い場合、値段の上昇によって需要が大きく減ります。
例えば、20%の人が買うのを諦めると、需要は大きく減少することになります。
このような商品は、値段が少し上がっただけで、人々が他の商品に流れてしまうため、価格の伸縮性が高いといえます。
反対に、価格の伸縮性が低い商品は、値段が上がっても需要はあまり変わりません。
例えば、生活に欠かせない薬や、他に代わりがないような特別な商品は、値段が上がっても、必要とする人々は購入し続けるでしょう。
このような商品は、値段の変化に需要があまり左右されないため、価格の伸縮性が低いといえます。
価格の伸縮性は、企業が商品の価格戦略を立てる上で重要な要素となります。
価格の伸縮性を理解することで、企業は、需要を予測し、適切な価格設定を行うことができます。