投資で知っておきたい「元本払戻金」
お金を増やす方法として、株式や投資信託を思い浮かべる方も多いでしょう。これらの投資は、主に値上がり益を狙うため、投資金額が大きく変動する可能性があります。うまくいけば投資した金額よりも大きく増える可能性を秘めている一方で、値下がりによって元本を割り込んでしまうリスクも抱えています。
一方、債券や定期預金などは、あらかじめ決められた期間お金を預けておくことで利息を受け取れる商品です。これらの商品は、投資元本が保証されている場合が多く、リスクが低い投資先と言えます。
投資における「元本払戻金」とは、投資した元本の一部または全額が、投資期間中または満期時に投資家に戻ってくることを指します。投資信託の分配金とは異なり、元本払戻金は利益ではなく、あくまでも投資していた元本の一部が戻ってくるものです。例えば、100万円を投資し、運用期間中に20万円の元本払戻金を受け取った場合、最終的な投資元本は80万円になります。