LBOとは?仕組みとメリット・デメリットを解説
- LBOとはLBOとは、レバレッジド・バイアウトの略で、企業買収の手法の一つです。この手法の特徴は、買収を行う側が、自己資金をあまり使わずに、買収したい会社の資産を担保にお金を借りて、そのお金で買収を行う点にあります。例えば、100億円の価値があるA社を買収したいとします。通常であれば、100億円もの大金を用意しなければなりませんが、LBOを用いる場合は、A社の工場や不動産などの資産を担保に銀行からお金を借りることができます。銀行は、A社の資産価値を評価し、もしも返済ができなくなってしまった場合には、その資産を売却して資金を回収できるという安心感から、お金を貸してくれるのです。このように、LBOは、買収する側の自己資金が少なくても、買収対象となる会社の持つ資産価値を活用することで、大きな企業買収を可能にするというメリットがあります。しかし、買収後には、借入金の返済が大きな負担となるため、その後の経営を立て直して、利益を上げていくことが非常に重要になります。