リスク資産:資産運用で知っておきたい基礎知識
- リスク資産とは
投資の世界では、資金を投じる対象のことを「資産」と呼びます。資産は大きく分けて、「リスク資産」と「無リスク資産」の2つに分類されます。
リスク資産とは、投資によって元本割れや損失が発生する可能性のある資産のことを指します。
例えば、企業の業績によって価格が上下する株式や、発行体の倒産によって価値がなくなる可能性のある社債などが代表的なリスク資産です。
これらの資産は、経済状況や企業業績、金利動向などの影響を受けて価格が変動するため、投資元本を保証することができません。場合によっては、投資した金額を大きく下回る価格で売却せざるを得ない状況になることもあります。
一方で、リスク資産は価格上昇による大きな利益が期待できるという側面も持ち合わせています。
一般的に、リスクが低い資産はリターンも低く、リスクが高い資産はリターンも高いという関係性があります。そのため、リスク資産への投資は、潜在的なリターンと引き換えに、元本損失のリスクを受け入れる必要があると言えるでしょう。