アルファ

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投資成績を測る!ジェンセンの測度とは?

- ジェンセンの測度とは 投資の世界では、ただ利益が多いだけでは、良い投資だったとは言えません。なぜなら、大きな利益を得るためには、それだけ大きな危険を冒している可能性もあるからです。そこで、ある投資がどれだけの成果を上げたのかを測る指標として、「ジェンセンの測度」が使われます。これは、よく「ジェンセンのα(アルファ)」とも呼ばれます。 ジェンセンの測度は、投資信託や複数の金融商品を組み合わせた運用方法であるポートフォリオのパフォーマンスを評価する際に用いられます。この測度は、リスクを考慮した上で、ファンドやポートフォリオが市場全体の動きを表す指標(ベンチマーク)と比べて、どれだけ優れた成績を収めたのかを示します。 例えば、ある投資信託が市場平均を上回る利益を上げたとしても、その信託が市場平均を上回るリスクを取っていた場合、ジェンセンの測度は低くなります。逆に、市場平均と同じリスク水準でありながら、市場平均を上回る利益を上げることができた場合、ジェンセンの測度は高くなります。 ジェンセンの測度は、投資家がより安全で効率的な投資を行うための判断材料の一つとして活用されています。
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投資の腕の見せ所!アルファ値で差をつける

- アルファ値とは? 投資の世界では、ただ利益を上げれば良いというものではありません。市場全体が大きく値上がりする局面では、個別株へ投資するよりも、市場全体の動きを表す指標に連動することを目指す投資信託に投資する方が、簡単に利益を上げることができます。 投資において本当に重要なのは、市場全体の動きと比較して、どれだけ上手く運用できたかという点です。この指標となるのが「アルファ値」です。 アルファ値は、投資信託や運用ポートフォリオのパフォーマンスが、市場平均(ベンチマーク)をどれだけ上回っているかを示す数値です。 例えば、日経平均株価が10%上昇した年に、あなたの投資信託が15%上昇したとします。この場合、アルファ値は+5%となり、市場平均を上回る成績を収めたことになります。反対に、日経平均株価が10%上昇した年に、あなたの投資信託が7%しか上昇しなかった場合は、アルファ値は-3%となり、市場平均を下回る成績となってしまいます。 このように、アルファ値を見ることで、市場全体の影響を取り除いて、投資信託や運用ポートフォリオの成績を評価することができます。そのため、投資信託を選ぶ際には、アルファ値は重要な判断材料となります。