インフラ投資

投資信託

将来設計の新たな選択肢、インフラファンドとは

近年、投資を通じて社会貢献をしたいと考える方が増えています。従来の投資は経済的な利益を追求することが主な目的でしたが、昨今では、自分の資産が社会の役に立つように運用したいという倫理観や社会貢献意識の高まりから、新たな投資の形が注目されています。 その一つが、インフラファンドです。インフラファンドは、私たちの生活に欠かせない社会基盤、いわゆるインフラストラクチャーに投資を行う金融商品です。例えば、太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーの設備や、道路、鉄道、空港といった公共施設の運営権利などが投資対象となります。 これらのインフラストラクチャーは、私たちが安全で快適な生活を送る上で無くてはならないものです。インフラファンドは、こうした社会基盤の整備を支え、より良い未来を創造することに貢献します。また、インフラファンドは比較的安定した収益が見込めるという側面も持ち合わせています。社会基盤は私たちの生活に不可欠なものであり、その需要は長期間にわたって安定しているためです。さらに、国や地方公共団体が関わる事業であることも多く、投資対象としての信頼性も高いと言えるでしょう。
経済の用語

アジアインフラ投資銀行:新時代の発展を支える

- アジアインフラ投資銀行とは アジアインフラ投資銀行(AIIB)は、アジア太平洋地域の発展途上国におけるインフラ整備を支援するために設立された国際開発金融機関です。インフラ整備とは、道路、鉄道、港湾、空港、電力、通信などの社会基盤を充実させることで、経済成長や人々の生活水準向上に欠かせないものです。 AIIBは、2016年に設立され、本部は中国の北京にあります。従来の国際金融機関、例えば世界銀行やアジア開発銀行などは、欧米諸国が主導権を握ってきました。しかし、AIIBは、アジア諸国が中心となって設立され、出資比率も大きく、アジア諸国が主導権を握っていることが特徴です。 AIIBは、従来の国際金融機関とは異なり、地域の実情に合わせた柔軟な支援を行っています。具体的には、環境や社会への影響に配慮した持続可能なインフラ整備や、デジタル技術を活用したインフラ整備などを支援しています。 AIIBの活動は、アジア太平洋地域の経済成長や貧困削減に大きく貢献することが期待されています。日本も設立メンバー国の一つとして、AIIBの活動に積極的に参加し、貢献していくことが重要です。