オフショア投資入門
「オフショア」と聞くと、海の向こうをイメージしませんか? その感覚はあながち間違いではありません。「オフショア」は、本来「陸地から離れた沖合い」という意味を持つ言葉です。
ビジネスの世界では、「オフショア」は自国の法律や規制の枠組みの外にある金融機関や市場を利用した取引を指します。例えば、海外の銀行に預金したり、海外の証券会社を通じて株や債券を売買したりするのも「オフショア取引」の一つです。
具体的には、海外の投資家から資金を集め、それを別の海外の投資家に運用するといった取引がイメージしやすいでしょう。これらの取引は、原則として自国の居住者や企業を介さず、海外の金融機関や市場を通じて行われます。
つまり「オフショア取引」とは、国境を越えて行われる国際的な取引なのです。