コンタンゴ

先物取引

外貨預金とコンタンゴの関係

- コンタンゴとは商品や金融資産を取引する際、将来の特定の日にちに、あらかじめ決めておいた価格で売買する約束を「先物取引」と言います。この先物取引において、将来の価格が現時点での価格よりも高くなっている状態を「コンタンゴ」と呼びます。例えば、1年後の金の価格が1グラム10,000円だとします。しかし、今すぐ1年後に金を受け取ることを約束して取引する場合、その価格は1グラム10,500円になるかもしれません。この時、500円の差額がコンタンゴです。なぜこのような価格差が生じるのでしょうか? それは、商品を保管しておくための費用や、お金を貸し出すことで得られる金利などが関係しています。金などの商品の場合、保管場所の確保や、品質を保つための管理など、保有し続けるためにはコストが発生します。また、お金を貸し出す場合、当然ながら利息が発生します。これらのコストや利息が、将来の価格に上乗せされるため、コンタンゴが発生すると考えられています。コンタンゴは、将来の商品価格が上昇すると予想される場合に発生しやすい傾向があります。反対に、将来の価格が現時点よりも下回ると予想される場合は「バックワーデーション」と呼ばれる状態になります。