
株価の「高値圏」を理解して投資戦略に活かそう
株価は常に変動を繰り返しており、その値動きをグラフに表すと山と谷が連続しているように見えます。
この山の中で、特に高い位置にある価格帯のことを「高値圏」と呼びます。
過去の値動きと比べて、株価が最高値に近い水準にある状態を指す言葉と言えるでしょう。
「高値圏」は、具体的な期間や数値で明確に定義されているわけではありません。
一般的には、過去数か月から数年程度の期間における最も高い価格帯を指すことが多いです。
例えば、ある銘柄の株価が過去1年間で1,000円から1,500円の範囲で推移しており、現在は1,450円だとします。
この場合、1,450円という価格は過去1年間での最高値1,500円に近い水準にあるため、「高値圏」にあると判断できます。
ただし、「高値圏」はあくまでも過去の値動きと比較した相対的な表現です。
そのため、今後の業績予想や市場全体の動向によっては、現在の価格が「高値圏」と判断される場合もあれば、「割安」と判断される場合もあります。
株価の判断には、さまざまな要素を総合的に考慮する必要があると言えるでしょう。