
ボトムアップ・アプローチで銘柄選定
- ボトムアップ・アプローチとは
投資の世界には、様々なアプローチ方法が存在しますが、その中でも「ボトムアップ・アプローチ」は、企業分析を起点として、投資対象として魅力的な個別銘柄を選別していく手法を指します。
経済全体や市場全体の動向を重視する「トップダウン・アプローチ」とは対照的に、ボトムアップ・アプローチでは、個々の企業が持つ業績や財務状況、将来性などを時間をかけて細かく分析することに重きを置きます。
例えるならば、地面から力強く根を張り、成長していく植物のように、企業そのものが持つ価値をしっかりと見極めた上で投資を始めるというイメージです。
ボトムアップ・アプローチでは、財務諸表の分析はもちろんのこと、企業の持つ競争優位性や、事業の将来性、経営陣の能力などを多角的に評価します。そして、それらの分析結果に基づいて、投資に値するだけの魅力的な企業かどうかを判断します。
ボトムアップ・アプローチは、時間と労力をかけて分析を行う必要がある一方、企業の価値を深く理解することで、より確度の高い投資判断に繋がると考えられています。