ベンチャー投資の要!投資事業組合とは?
- ベンチャー企業を育てる仕組みベンチャー企業は、世の中を変えるような新しい技術や画期的なアイデアを武器に、急速な成長を目指しています。しかし、その成長を実現するためには、研究開発や人材確保など、どうしても多額の資金が必要となります。そこで、こうしたベンチャー企業に対して、将来性を見込んで資金を提供し、その成長を後押しするのがベンチャー投資です。ベンチャー投資は、株式への投資という形で実行されることが一般的です。つまり、ベンチャー企業の株式を取得することと引き換えに、資金を提供するのです。もしも投資したベンチャー企業が大きく成長すれば、株式の価値も上昇するため、投資家は売却によって大きな利益を得ることができます。一方、ベンチャー企業は株式を発行することで、銀行からの借入とは異なり、返済義務を負うことなく資金調達が可能となります。そして、このベンチャー投資を行うための仕組みとして、複数の投資家から資金を集め、まとめてベンチャー企業へ投資を行うのがベンチャー投資事業組合です。 この組合を通じて、個人投資家は、通常ではアクセスが難しいベンチャー企業への投資機会を得ることができ、ベンチャー企業側は、より多くの投資家から資金を集めることが可能となります。このように、ベンチャー投資事業組合は、ベンチャー企業と投資家の双方にとってメリットのある仕組みと言えます。