
マクロ経済学入門:経済の全体像を掴む
「マクロ」と「ミクロ」という言葉は、経済学の世界を理解する上で欠かせない視点を与えてくれます。「マクロ」は、国全体や社会全体を巨大なレンズを通して見るようなものです。経済成長率、失業率、物価など、私たちがニュースでよく耳にする経済指標は、このマクロ経済という視点から分析されます。国の経済政策は、これらの指標を参考にしながら、社会全体の豊かさを実現するために策定されます。
一方、「ミクロ」は、個々の家計や企業にズームアップして、その行動を分析します。例えば、家計であれば、収入の範囲内でどのように消費し、貯蓄するか、企業であれば、どのように人材や資源を投入して、製品やサービスを生産し、販売するかといった視点です。ミクロ経済学では、需要と供給の関係や価格の決定メカニズムなど、個々の経済主体の行動を分析することで、市場メカニズムの解明を目指します。
このように、マクロ経済とミクロ経済は、異なる視点から経済現象を分析しますが、両者は密接に関係し合っています。例えば、国の経済政策は、個々の家計や企業の行動に影響を与え、逆に、多くの家計や企業の行動が集まれば、国全体の経済にも影響を及ぼします。経済をより深く理解するためには、マクロとミクロ、両方の視点を持つことが重要と言えるでしょう。