メザニン

債券投資

メザニン債:ハイリスク・ハイリターンの投資対象

- メザニン債とは企業が事業を拡大したり、新たな設備投資を行う際、必要な資金を調達する方法はいくつかあります。銀行からの融資や株式の発行などが一般的ですが、その選択肢の一つに「社債」の発行があります。社債は企業が投資家から資金を借り入れるための証書のようなもので、投資家はその利息を受け取る権利を得ます。 この社債には、大きく分けて「シニア債」「メザニン債」「ジュニア債」の3つの種類があります。 「シニア債」は、企業が倒産した場合に債権の回収順位が最も高い債券です。銀行からの融資に近く、一般的に金利は低めに設定されています。その代わり、企業は担保や保証を提供することが求められます。 一方、「ジュニア債」は債権の回収順位が最も低く、企業が倒産した場合、他の債権者よりも後に返済を受けます。当然、投資家にとってはハイリスク・ハイリターンな投資となります。 そして「メザニン債」は、その名の通りシニア債とジュニア債の中間に位置する債券です。シニア債よりも高い金利を設定する一方で、ジュニア債よりは低いリスクとなっています。 メザニン債は、企業にとっては、シニア債よりも多くの資金を調達できる可能性がありつつ、ジュニア債よりも金利を抑えられます。そのため、事業の成長を加速させたい企業にとって魅力的な資金調達手段と言えるでしょう。
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投資の選択肢を広げる「メザニン」とは?

投資の世界では、リスクとリターンは切っても切り離せない関係にあり、一般的にリスクが高いほど、見返りとして高いリターンを期待できます。一方で、リスクが低い投資は、リターンも低い傾向にあります。 その中で、「メザニン」は、ハイリスク・ハイリターンとローリスク・ローリターンのちょうど中間に位置する投資戦略です。「メザニン」は、中程度のリスクとリターンを狙う投資家にとって魅力的な選択肢となります。 「メザニン」という言葉は、英語で中二階を意味する「Mezzanine」に由来しています。これは、建物の1階と2階の中間に位置することから、投資の世界でも、リスクとリターンのバランスを重視した投資戦略を「メザニン」と呼ぶようになりました。 具体的には、メザニン投資は、株式と債券の中間に位置する投資形態として知られています。株式投資に比べてリスクは低く、債券投資に比べて高いリターンを期待できる点が特徴です。 このように、「メザニン」は、リスクとリターンのバランスを重視する投資家にとって、多様な投資ポートフォリオを構築する上で重要な役割を果たすと考えられます。