資産運用としての抵当証券
- 抵当証券とは抵当証券とは、住宅ローンを借りた人が、毎月返済するお金をまとめて、投資家などお金を持っている人が購入できる商品にしたものです。住宅ローンは、人によって借りている金額や金利、返済期間などがバラバラです。このバラバラな住宅ローンをたくさん集めて、大きなひとつの塊にすることを「証券化」と言います。そして、証券化されたものが「抵当証券」です。抵当証券は、多くの住宅ローンをまとめて作られているため、投資家にとっては、様々な条件の住宅ローンに一度に投資できるというメリットがあります。また、株式のように市場で売買できるため、換金性も高いという特徴があります。投資家は、この抵当証券を買うことで、間接的に住宅ローンにお金を貸していることになります。そして、住宅ローンの借り手が毎月返済するお金の中から、利息を受け取ることができます。ただし、抵当証券への投資には、住宅ローンの金利変動リスクや、借り手が返済できなくなるリスクなど、いくつかのリスクも存在します。投資する前には、これらのリスクをよく理解しておくことが重要です。