リスク管理

FX

FX取引の守り神!ストップロスオーダーで損失を最小限に

- ストップロスオーダーとはFX取引では、為替レートの変動によって利益が出たり損失が出たりします。この損失を最小限に抑えるために有効なツールのひとつが「ストップロスオーダー」です。ストップロスオーダーとは、あらかじめ決めておいた為替レートに達したときに、自動的に保有しているポジションを決済する注文のことです。例えば、あなたが1ドル100円の時にドルを買ったとします。このとき、損失を1ドルあたり5円に抑えたいと考えた場合、ストップロスオーダーを95円のレートに設定します。もしも為替レートが予想に反して下落し、設定した95円に達した時点で自動的にドルが売却されるため、それ以上の損失の拡大を防ぐことができます。ストップロスオーダーは、特に相場が大きく変動する局面や、常に相場を監視することが難しい場合に有効です。仕事などで忙しいトレーダーや、感情的な取引をしてしまいがちな初心者の方にとって、損失をコントロールするための心強い味方となるでしょう。ただし、ストップロスオーダーを設定する際に注意すべき点もあります。設定するレートが現在の為替レートに近すぎると、わずかな変動で決済されてしまい、利益を得る機会を逃してしまう可能性があります。反対に、あまりにも離れたレートに設定してしまうと、損失が大きくなってしまう可能性があります。適切なレート設定には、相場の状況や自身の投資スタイルなどを考慮する必要があります。
その他

企業年金の安定運用を実現するシミュレーション型ALM

従業員とその家族にとって、老後の生活を支える大切な役割を担っているのが企業年金制度です。しかし近年、超低金利環境や少子高齢化が進んでいることから、年金基金の運用が厳しい状況に置かれています。これは、これまで通りの運用を続けていくと、将来、年金の給付水準を維持することや、加入者の掛金を抑制することが難しくなるということを意味します。年金基金の財政を健全な状態に保ち、加入者に対して長期にわたって安定的に年金を給付していくためには、将来起こりうるリスクを正しく把握し、そのリスクに応じた運用を行っていくことが必要不可欠です。 具体的には、従来型の国内債券中心の運用を見直し、株式や海外資産、不動産など、よりリスクの高い資産への投資比率を高めることで、高い収益を目指していく必要があります。また、短期的な収益のみにとらわれず、長期的な視点に立った運用を行うことも重要です。さらに、人口動態の変化や経済状況の変化など、年金運用を取り巻く環境は常に変化していくため、常に最新の情報を入手し、状況に合わせて柔軟に運用戦略を見直していく必要があります。年金運用は、従業員とその家族の将来を守るための重要な課題であり、企業は適切な対策を講じていく必要があります。
FX

外貨預金とリスク管理

昨今、銀行にお金を預けていてもほとんど利息が増えないという状況が続いています。このような超低金利時代において、「外貨預金」は、円預金よりも高い金利が期待できるため、注目を集めています。 外貨預金とは、日本円ではなく、アメリカドルやユーロなどの外貨で預金することを指します。円預金と比べて金利が高く設定されている場合が多く、より効率的に資産を増やしたいと考えている方にとって魅力的な選択肢となりえます。 さらに、海外旅行によく行く方や、海外との取引がある方にとっても、外貨預金は便利です。旅行前に円を外貨に両替する手間が省けますし、為替レートの変動によっては、円をそのまま持っているよりも有利に外貨を入手できる可能性もあります。 しかし、外貨預金には為替変動リスクがあることも忘れてはなりません。為替レートは常に変動しており、円高になった場合には、預入時よりも円換算での価値が減ってしまう可能性があります。外貨預金を検討する際は、リスクとリターンを十分に理解した上で、余裕資金で行うようにしましょう。
経済の用語

金融システムの安定を脅かす、システミック・リスクとは?

私たちの経済活動は、銀行や証券会社といった金融機関が日々滞りなく業務を行うことで成り立っています。預金や融資、証券取引など、金融機関は私たちの生活と経済の血液とも言えるお金の流れを支える重要な役割を担っています。 しかし、金融機関は決して無敵ではありません。世界経済の変動や経営の失敗など、様々な要因によって金融機関が破綻してしまうリスクは常に存在します。問題は、ある一つの金融機関の破綻が、まるでドミノ倒しのように他の金融機関の破綻を引き起こし、最終的には金融システム全体を麻痺させてしまう可能性があることです。これを「システミック・リスク」と呼び、世界経済を揺るがす大きなリスクとして近年特に注目されています。 金融システムが麻痺してしまうと、私たちの生活にも大きな影響が出ます。預金を引き出せなくなったり、ローンが組めなくなったり、企業は資金調達ができなくなり事業の継続が困難になるなど、経済活動全体が停滞してしまう可能性があります。 世界各国の中央銀行や金融監督機関は、このシステミック・リスクを抑制するために様々な対策を講じています。金融機関の経営状況を厳しく監視したり、国際的なルールを強化することで、金融システムの安定化を図っています。 私たちも、日頃から金融に関する知識を深め、リスクを理解しておくことが大切です。
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外貨預金とヘッジ:リスク管理の重要性

近年、円預金よりも高い金利が期待できることから、外貨預金への注目が集まっています。確かに、超低金利が続く日本国内において、外貨預金は魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。 しかし、その一方で、為替レートの変動によって預けたお金が減ってしまうリスクがあることも忘れてはなりません。為替レートとは、円と他の通貨の交換比率のことです。例えば、1ドル100円の時に100万円を預けていた場合、円高が進んで1ドル90円になると、円に戻す際に元本は約90万円になってしまいます。 特に、近年は世界的な金融不安や経済の変動が激しく、為替レートが大きく変動するリスクが高まっています。安全だと思われていた通貨でも、国際情勢や経済状況によって大きく変動する可能性も否定できません。 外貨預金を検討する際には、高い金利の魅力だけに目を奪われず、為替変動のリスクを十分に理解しておくことが重要です。リスクを最小限に抑えるためには、為替レートの変動を予測したり、分散投資を検討したりするなど、適切なリスク管理を行うように心がけましょう。
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外貨預金と為替リスクヘッジ

- 外貨預金の魅力とリスク外貨預金は、銀行に預けたお金を外貨に交換して運用するため、円預金よりも高い金利を受け取れる可能性を秘めています。低金利が続く日本において、より高い利回りを求めて外貨預金を始める方が増えているのも頷けます。しかし、魅力的な高金利の裏には為替変動というリスクが潜んでいることを忘れてはなりません。預け入れ時よりも円高になった場合、円に戻した時に受け取れる金額は目減りしてしまいます。例えば、1ドル100円の時に1万ドル(100万円)を預けたとします。その後、円高が進んで1ドル90円になった場合、預けた1万ドルを円に戻しても90万円にしかなりません。このように、為替変動によって元本を割り込むリスクがあることを理解しておく必要があります。さらに、為替手数料(為替スプレッド)の存在も忘れてはなりません。外貨預金は、預け入れ時と円に戻す際にそれぞれ為替手数料が発生します。この手数料は金融機関によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。外貨預金は、リスクとリターンを理解した上で、余裕資金で行うように心がけましょう。
その他

金融機関におけるコンプライアンスの重要性

- コンプライアンスとは企業が社会の一員として責任ある行動をとるために、法律や規則、倫理的な基準に従って行動することを「コンプライアンス」と言います。これは、単にルールを守るということではなく、企業倫理や社会規範も踏まえた上で、適切な行動をとることを意味します。特に、金融機関は預金や融資など、人々のお金や生活に深く関わる重要な役割を担っています。そのため、金融機関に対しては、顧客の大切な資産を守り、社会全体の信頼を維持するために、より一層厳しいコンプライアンスが求められます。具体的には、金融商品取引法や銀行法などの法律、金融庁の監督指針などの規則、そして顧客との約束や社会規範といった倫理的な基準を遵守することが求められます。金融機関がコンプライアンスを徹底することで、顧客からの信頼を高め、安心して金融サービスを利用してもらうことができます。また、不正や事故を未然に防ぐことで、健全な金融システムを維持することにも繋がります。金融機関にとって、コンプライアンスは事業を継続していく上で必要不可欠な要素と言えるでしょう。
その他

投資家保護の観点から: 取引開始基準とは

世の中には、銀行預金や生命保険、株式投資、債券投資など、実に様々な種類の金融商品が存在します。これらの商品は、それぞれ異なるリスクとリターンを持っているため、投資家は自分の知識や経験、そして現在の資産状況などをよく考慮した上で、適切な投資判断を行う必要があります。特に、高いリスクと高いリターンが期待できる金融商品は、大きな利益を得られる可能性がある一方で、投資した元本を失ってしまう大きなリスクも抱えています。 このような投資に伴うリスクから投資家を保護し、適切な投資判断を促すために、「取引開始基準」という制度が設けられています。 取引開始基準とは、金融商品ごとに投資家の知識や経験、資産状況などに応じて、取引の可否を判断するための基準です。例えば、リスクの高い金融商品は、一定以上の投資経験や資産を持つ投資家しか取引できないように制限されている場合があります。 金融商品への投資を検討する際には、必ずリスクとリターンの関係性を十分に理解し、自己の投資経験や資産状況などを踏まえて、適切な判断を行うように心がけましょう。 また、金融機関の担当者から説明を受ける際には、不明な点はそのままにせず、納得するまで質問することが大切です。
債券投資

債券取引の安全装置:売買金額算出比率とは?

債券は株式と同様に、市場で売買される金融商品であり、その価格は日々変動します。そのため、債券取引を行う際には、価格変動によって損失が発生するリスクを考慮する必要があります。 特に注意が必要なのは、現物取引です。現物取引とは、売買契約を結んだ日から数日後に証券の受け渡しと代金の決済を行う取引のことです。この場合、約定日と決済日の間に時間差が生じるため、その間に市場金利が変動すると、債券の価格は変動してしまいます。 例えば、約定日よりも決済日の方が市場金利が上昇した場合、債券価格は下落するため、投資家は購入時よりも低い価格で債券を受け取ることになり、損失が発生してしまいます。逆に、市場金利が下落した場合は、債券価格は上昇するため利益が発生する可能性があります。 このように、債券取引、特に現物取引には価格変動リスクが伴います。投資家は、市場環境や金利動向を注視し、リスクを十分に理解した上で投資判断を行う必要があります。
その他

将来予測に役立つグラフ分析入門

- グラフ分析とは グラフ分析とは、将来における資産と負債の変化を時系列に沿ってグラフで表し、視覚的に分かりやすく分析する手法です。 企業年金の世界では、将来の年金給付に必要な資金をきちんと確保できるかという点が常に課題となります。年金を受け取る人が増えたり、運用成績が予想よりも悪くなったりすると、年金を支払うための資金が不足してしまう、いわゆる「積立不足」に陥るリスクがあるからです。 グラフ分析を用いることで、この積立不足のリスクをより分かりやすく把握することができます。将来の年金資産と負債の推移をグラフで表すことで、いつ頃、どの程度の規模で資金が不足する可能性があるのか、一目で分かるようになります。 また、グラフ分析では様々なシナリオを想定して分析を行うことが可能です。例えば、運用利回りが想定よりも低い場合や、インフレ率が上昇した場合など、複数のシナリオを想定してグラフを作成することで、より精度の高いリスク分析を行うことができます。 このように、グラフ分析は将来の不確実性を見える化し、より的確な意思決定を支援するための強力なツールと言えるでしょう。
指標

自己資本規制比率とは?

- 金融商品取引業者を選ぶ上で、その企業の安定性を測ることは非常に重要です。数ある指標の中でも、自己資本規制比率は、金融商品取引業者の財務の健全性を示す重要な指標と言えます。 この比率は、簡単に言うと、金融機関が万が一大きな損失を出してしまった場合でも、自己資金でどれくらい耐えられるのかを示すものです。もし、自己資本規制比率が低い場合は、予期せぬ市場の変動や顧客の債務不履行などによって、企業の経営が大きく揺らぐ可能性も考えられます。 自己資本とは、企業の総資産から負債総額を差し引いた純資産のことを指します。これは、例えるなら、企業が自分の力で積み上げてきた財産のようなもので、財務基盤の強さを示す重要な要素となります。自己資本規制比率が高いということは、それだけ多くの自己資本を保有していることになり、不測の事態にも対応できるだけの財務的な余裕があると言えるでしょう。
その他

長期投資とリスクの関係:時間分散効果とは?

- 時間分散効果の概要投資の世界では、「長期投資の方が有利」とよく言われます。これは、長い時間をかけて投資を行うことで、短期的な市場の変動に左右されにくく、安定した利益を得やすくなるからです。これを「時間分散効果」と呼びます。投資は、短期的に見ると価格が大きく上下するため、いつどのタイミングで投資するかによって、利益が出たり損失が出たりする可能性があります。しかし、長期的に見ると、経済成長や企業の業績向上に伴い、市場全体としては上昇傾向にあると考えられています。そのため、短期間の投資では、たまたま価格が大きく下落した時期に投資してしまうと、損失を抱えてしまう可能性も否定できません。一方、長期投資の場合は、投資期間が長いため、短期的な市場の変動による影響を受けにくくなります。たとえある年に価格が大きく下落したとしても、その後、市場が回復するまでの時間を十分に確保できるからです。また、長期間にわたってコツコツと投資を続けることで、安い時には多くの数量を、高い時には少ない数量を購入する、いわゆる「ドルコスト平均法」の効果も期待できます。時間分散効果は、投資によるリスクを軽減し、安定した資産形成を目指す上で、非常に重要な考え方です。短期的な利益を狙うのではなく、長期的な視点に立って投資を行うように心がけましょう。
その他

金融商品取引業者の健全性を守るオフサイト・モニタリング

- オフサイト・モニタリングとは金融商品取引業者、例えば証券会社や銀行、保険会社といった企業の経営が健全かどうか、継続的に監視する仕組みがあります。それが「オフサイト・モニタリング」です。従来の金融機関検査は、検査官が金融機関に出向いて検査を行う、いわゆる「オンサイト検査」が主流でした。一方、オフサイト・モニタリングでは、検査官が直接足を運ぶことはありません。\その代わりに、金融機関から定期的に提出される財務諸表やリスクに関する情報などを分析することで、金融機関の経営状況を常に把握するのです。\オフサイト・モニタリングで分析される情報は多岐に渡ります。例えば、財務状況を把握するために、資産や負債、収益などの情報が分析されます。また、リスク管理状況を把握するために、市場リスクや信用リスク、オペレーショナルリスクなどの情報も分析されます。\このように、オフサイト・モニタリングは、金融機関の経営状況を継続的に監視し、問題の早期発見と予防を目的とした重要な仕組みと言えるでしょう。
外貨預金

外貨預金とソルベンシー・マージン比率

- 外貨預金のリスクと安全性外貨預金は、円預金とは異なる特性を持つため、投資する前にリスクと安全性をしっかりと理解しておく必要があります。最も注意すべき点は為替変動リスクです。外貨預金は預入時と円に戻す際の為替レートの変動によって、利益が出たり損失が出たりします。例えば、1ドル100円の時に1万ドル預けたとします。その後円高が進み、1ドル90円になった時に円に戻すと、受け取れる日本円は90万円となり、預入時よりも10万円減ってしまいます。このように、円高になると外貨預金の価値は下がり、損失が発生するのです。また、金利変動リスクも考慮しなければなりません。預金金利は経済状況などによって変動するため、金利が下がると、受け取れる利息が少なくなってしまう可能性があります。預入時は魅力的な金利であっても、将来にわたって同じ金利が保証されているわけではないことを理解しておく必要があります。さらに、金融機関の破綻リスクも考えられます。これは円預金にも共通するリスクですが、預金保険制度の対象は円預金であり、外貨預金は対象外です。万が一、預け先の金融機関が破綻した場合、預けている外貨が戻ってこない可能性もあることを認識しておく必要があります。外貨預金は、高い利回りを期待できる一方で、これらのリスクが存在することを理解し、自己責任のもとで運用する必要があります。
その他

証券会社の安心を守る!内部管理責任者の役割とは?

- 証券会社における内部管理責任者とは?証券会社は、私たちが大切に築き上げた資産を運用し、経済全体を活気づかせるという重要な役割を担っています。それと同時に、お客様からお預かりした大切な資金を扱うことから、常に高い倫理観と法令遵守の意識が求められます。そんな証券会社において、お客様の大切な資産を守り、会社が健全に運営していくために重要な役割を担うのが「内部管理責任者」です。内部管理責任者は、証券会社における営業活動や日々の業務運営が、法令や社内ルールに従って適切に行われているかを監視する、いわば「会社の良心」とも言える重要な存在です。具体的には、内部管理責任者は、顧客情報の適切な管理や、インサイダー取引などの不正行為の防止、リスク管理体制の構築など、多岐にわたる業務を行います。また、もし法令違反や不正行為などの問題が発生した場合には、原因を究明し、再発防止策を策定するなど、問題解決に向けてリーダーシップを発揮することも求められます。内部管理責任者は、証券会社が社会的な責任を果たし、お客様からの信頼を確保するために、必要不可欠な存在と言えるでしょう。
FX

外貨預金のリスク管理術:ストップロス・オーダーとは?

外貨預金は、通常の預金と同様に利息を受け取ることができますが、預け入れ時や解約時の為替レートによって、受け取ることができる円の金額が変わることがあります。 特に、円安の時には、同じ外貨でも多くの円に換算されるため、利益が期待できます。しかし、為替レートは常に変動しており、予想に反して円高が進んでしまうと、外貨から円に戻す際に損失が発生する可能性があります。 この為替変動によって生じる可能性のある損失を為替リスクと呼びます。この為替リスクを管理し、損失を最小限に抑えるために有効な手段の一つが、ストップロス・オーダーです。これは、あらかじめ設定した為替レートに達した時点で自動的に売買注文を出すことで、損失を限定する注文方法です。 例えば、1ドル100円の時にドル預金をしたとします。この時、ストップロス・オーダーを1ドル95円に設定しておけば、万が一円高が進み、1ドル95円に達した時点で自動的に円に換金されるため、それ以上の損失を防ぐことができます。このように、ストップロス・オーダーは、為替リスクを管理する上で非常に有効な手段と言えるでしょう。
FX

FXの基礎知識:外貨預金のスクエアとは?

- 外貨預金におけるスクエアとは 外貨預金におけるスクエアとは、保有している外貨と日本円の残高をゼロにすることを指します。 例えば、あなたがアメリカ旅行のために10万円を米ドルに両替したとします。しかし、旅行が中止になってしまい、両替した米ドルが手元に残ってしまいました。この時、再び円に戻したいと考えるかもしれません。このような場合に、保有している米ドルを売って、円に戻すことで、外貨預金の残高をゼロにすることができます。これがスクエアの状態です。 具体的には、保有している外貨と同じ通貨で、同じ金額の反対売買を行うことで実現します。 例えば、1,000米ドルの買いポジションを持っている場合、1,000米ドルの売り注文を出すことでポジションが相殺され、スクエアの状態になります。 スクエアにすることで、為替変動による損失リスクを回避することができます。一方で、円安が進んだ場合に得られるはずであった利益も得られなくなります。 外貨預金を運用する際には、スクエアにするか、それともポジションを保有し続けるか、ご自身の投資方針やリスク許容度に応じて判断することが重要です。
FX

上級テクニック「イフダン注文」を使いこなそう

- イフダン注文とは 投資の世界では、為替レートや株価の変動を常に監視し、絶好のタイミングで売買を行うことは容易ではありません。そこで便利なのが、「もしも〇〇円になったら買って、××円になったら売る」という指示を事前にシステムに登録できる、「イフダン注文」です。 イフダン注文は、2つの注文を組み合わせた注文方法です。まず、「新規注文」で、買いたい価格や売りたい価格を設定します。例えば、「ドル円を1ドル100円で買う」という新規注文を出すとします。次に、「決済注文」で、新規注文が成立した後、利益確定や損失の拡大を防ぐために、自動的に売買を行う価格を設定します。例えば、「1ドル105円になったら売る」という決済注文を設定します。 これらの注文を組み合わせることで、為替レートが100円に達したら自動的にドル円を買い、その後、105円に達したら自動的に売却するという一連の流れを実現できます。 イフダン注文の最大のメリットは、感情に左右されない合理的な取引を自動化できる点にあります。常にチャートに張り付いていなくても、あらかじめ設定した条件に従って売買を行うため、感情的な判断による失敗を防ぎ、冷静な投資判断を下すことができます。
その他

運用プロセス:金融商品の航海術

- 運用プロセスとは 私たちが銀行などの金融機関にお金を預けると、彼らは預かったお金を運用して増やそうとします。この時、どのようにお金を増やしていくのか、その詳細な計画や手順のことを「運用プロセス」と呼びます。 「運用プロセス」は、例えるなら、船が目的地にたどり着くための航海術のようなものです。船で安全に目的地までたどり着くためには、天候や海の状況、燃料の残量などを考慮して、最適な航路を決める必要があります。これを決めるのが船長の役割です。 金融機関は、運用においてはこの船長のような役割を担います。つまり、金融機関は「運用プロセス」を通じて、まるで航海するように、私たちのお金を適切に運用していくのです。 具体的には、世界経済の状況や金融市場の動向、そして顧客である私たちのお金の預け入れ期間や運用目的などを踏まえて、どのような金融商品に、どれくらいの割合で投資するかを決定します。そして、常に市場環境の変化を監視しながら、状況に応じて投資内容を調整し、私たちのお金を最大限に増やすことを目指します。 このように、「運用プロセス」は、私たちのお金を預かった金融機関が、その責任を果たすために欠かせない、重要な羅針盤の役割を担っていると言えるでしょう。
その他

資産運用を成功へ導くカギ!アセットアロケーションとは?

お金を増やしたり、将来のために備えたりするには、投資は有効な方法の一つと言えます。しかし、投資の世界は常に変動があり、危険と見返りをよく考えて、適切な行動をとる必要があります。そこで重要となるのが「資産をどのように分散して保有するか」という考え方です。 「アセットアロケーション」とは、資産を「株式」「債券」「不動産」といったように、異なる種類の資産に分散して保有することを指します。一つの種類の資産だけに集中して保有するのではなく、複数の資産に分散することで、リスクを抑えながら安定した収益を目指そうという考え方です。 例えば、ある資産の価値が下落した場合でも、他の資産の価値が上昇していれば、損失を軽減できる可能性があります。また、アセットアロケーションは、長期的な視点で資産形成を行うために非常に重要な考え方です。ライフステージや目標に応じて、資産配分を調整していくことで、より効率的に資産を増やせる可能性が高まります。
その他

企業年金における特化型運用とは

- 特化型運用の定義とは従来、企業年金基金の運用といえば、国内外の株式や債券、不動産などに分散投資を行うバランス型運用が主流でした。しかし、近年注目を集めているのが「特化型運用」です。特化型運用とは、その名の通り、特定の資産クラスに的を絞って集中的に投資を行う運用手法を指します。例えば、国内株式だけに投資する、あるいは新興国債券だけに投資するといった具合です。では、なぜ特化型運用が注目されているのでしょうか?その理由は、高い収益獲得の可能性にあります。特定の分野に精通した専門性の高い運用会社に資金を託すことで、従来のバランス型運用よりも高い収益を目指せる点が、多くの企業年金基金にとって魅力となっています。一方、特化型運用には、投資対象を絞ることでリスクも集中してしまうという側面も存在します。そのため、運用にあたっては、リスクとリターンのバランスを十分に考慮する必要があります。近年、世界経済は大きく変動しており、従来の運用手法だけでは十分な収益を確保することが難しくなってきています。そうした中で、特化型運用は、企業年金基金にとって有力な選択肢の一つと言えるでしょう。
経済の用語

銀行の貸倒引当金:一般貸倒引当金とは?

私たちが日頃利用している銀行は、預金業務だけでなく、企業や個人にお金を貸し出す融資業務も行っています。この融資業務は、企業の事業拡大や個人の住宅購入を支援するなど、経済活動を支える上で重要な役割を担っています。 しかし、貸し出したお金は、必ずしも全額が返済されるとは限りません。企業の業績悪化や個人の予期せぬ出来事などによって、返済が滞ってしまう可能性もあります。このような貸し倒れのリスクに備えるために、銀行は「貸倒引当金」というものを積み立てています。 貸倒引当金とは、将来発生する可能性のある貸し倒れによる損失をあらかじめ見積もり、費用として計上しておく仕組みです。貸出金の回収が困難になった場合、この引当金を財源として損失を補填することで、銀行自身の経営の安定を図ることができます。 銀行は、貸倒引当金を適切に積み立てることで、予期せぬ損失に備えるとともに、安定した融資活動を継続することができます。これは、銀行が健全な経営を維持し、私たち預金者の預金をしっかりと守る上でも、非常に重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
株式投資

資産防衛の戦略:つなぎ売りの基礎知識

- つなぎ売りで資産価値の下落リスクに備える「つなぎ売り」とは、既に保有している株や債券などの価格下落が予想される際に、損失を抑えるための投資方法です。例えば、A社の株を100株持っているとします。今後の業績悪化が懸念され、株価が下がるかもしれないと心配になったとしましょう。このような場合に、つなぎ売りを利用します。つなぎ売りでは、証券会社から同じ株を100株借りて、それを市場で売却します。その後、予想通り株価が下落したタイミングで、再び100株を買い戻して証券会社に返却します。この時、株価が下落したおかげで、売却時よりも安い値段で買い戻せるため、その差額が利益になります。例えば、100株を1株あたり1,000円で売却し、その後株価が下落したタイミングで1株あたり800円で買い戻せた場合、1株あたり200円の利益、合計で20,000円の利益が出ます。つなぎ売りは、保有資産の下落リスクを回避するための有効な手段となりえますが、当然リスクも伴います。株価が予想に反して上昇した場合、買い戻す際に売却時よりも高い価格で購入しなければならず、損失が発生してしまいます。つなぎ売りを行う際は、リスクとリターンを十分に検討し、慎重に判断することが重要です。
その他

証券業界の採用活動と採用照会

- 採用照会とは 金融業界、特に証券会社や投資銀行といった企業は、顧客から預かった大切な資産を運用したり、企業の資金調達を支援したりと、高い倫理観と責任感が求められる業務を担っています。 そのため、新規に従業員を採用する際には、過去に金融商品取引法違反などの法令違反や不正行為に関わっていないか、また、顧客とのトラブルなどを起こしていないかといった点を事前に確認する必要があります。 そこで、金融機関は採用活動を円滑に進め、かつ、業界全体の健全性を保つために、日本証券業協会という組織を通じて、採用候補者の経歴や規制上の問題について確認を行います。これが「採用照会」と呼ばれる制度です。 具体的には、採用候補者が過去に金融業界で働いていた場合、以前の勤務先に対して、在職期間や職務内容、退職理由などを照会します。 この採用照会によって、金融機関は、採用候補者が顧客の信頼を損なうような人物ではないか、金融機関の従業員としてふさわしい人物かどうかを判断する材料を得ることができます。 このように、採用照会は、金融業界の高い倫理観と顧客保護の観点から、非常に重要な役割を担っていると言えます。