ロング

FX

外貨預金でロングって?

- 外貨預金とロング外貨預金は、円以外の通貨で預金を行うことで、金利差や為替差益を狙う投資方法です。銀行に預け入れられた外貨は、円と同様に金利がつきますが、通貨によっては日本の金利よりも高い金利が設定されている場合があります。これを金利差益と言います。また、預け入れ時と比べて円安になったタイミングで円に戻せば、為替差益を得ることができます。例えば、1ドル100円の時に100万円預け入れて、1ドル110円の時に円に戻すと、10万円の利益が出ます。この外貨預金において、「ロング」という言葉を耳にすることがあります。一体、ロングとはどのような意味を持つのでしょうか?「ロング」とは、簡単に言うと「買い持ち」のことを指します。外貨預金の場合、ある外貨で預金をするということは、その外貨を「買った」状態とみなすことができます。つまり、外貨預金は「その通貨が将来値上がりすることを見込んで、買い持ちしている状態」であり、これを「ロングポジション」と呼びます。反対に、将来の為替レートが円高方向に進むと予想する場合は、「ショート」というポジションを取ることが考えられます。しかし、外貨預金では、原則として「ロング」のポジションしか取ることができません。そのため、外貨預金は円安時に為替差益を狙う金融商品と言えるでしょう。
先物取引

先物取引の基本:買建てとは?

- 先物取引と買建て先物取引とは、将来のある時点(例えば3ヶ月後や半年後など)で、ある商品をあらかじめ決めておいた価格で売買する契約のことです。これは、未来の価格変動を利用して利益を狙ったり、将来の価格変動リスクを回避するために利用されます。この先物取引において、「買建て」とは、将来の価格上昇を見込んで、あらかじめ決められた価格で商品を買う予約を入れることを指します。例えば、現在の金の価格が1グラム5,800円だとします。しかし、あなたは今後の世界情勢や金の需要増加を予測して、3ヶ月後には金価格が1グラム6,000円に上昇すると予想したとします。そこで、あなたは先物取引を利用して、3ヶ月後に金を1グラム6,000円で買う契約を結びます。これが「買建て」です。もし3ヶ月後に予想通り金価格が1グラム6,500円に上昇した場合、あなたはあらかじめ決めていた6,000円で金を購入できるため、1グラムあたり500円の利益を得ることができます。しかし逆に、金価格が予想に反して下落した場合には、損失が発生する可能性もあります。このように先物取引、特に買建ては、将来の価格変動を予測して利益を狙う投資手法と言えるでしょう。ただし、価格変動によっては大きな損失を被る可能性もあるため、投資する際にはリスクを十分に理解しておくことが重要です。
FX

為替の値動きで利益を狙う!外貨預金ショートとは?

- 外貨預金ショートとは 外貨預金ショートとは、将来、円に対して外貨の価値が下がるだろうと予想して行う取引です。 通常、外貨預金というと、銀行に預けた円を外貨に交換し、金利収入や為替差益を狙うという方法を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、外貨預金ショートはこれとは逆の考え方です。 具体的には、自分が持っている外貨を、将来の為替レートが下がったタイミングで円に交換し直すことで利益を狙います。 例えば、現在1ドルが100円の時に10,000ドル分の外貨預金ショートをしたとします。その後、予想通り円高が進み、1ドルが90円になったとしましょう。この時、あなたは90円で10,000ドルを買い戻し、最初に預けた円と交換することができます。この場合、100万円で預けたものが111万1111円となり、11万1111円の利益が出ることになります。 しかし、為替レートは常に変動するものです。もし予想に反して円安が進み、1ドルが110円になってしまった場合、10,000ドルを買い戻すには110万円が必要となり、10万円の損失が出てしまいます。 このように、外貨預金ショートは大きな利益を狙える一方で、為替変動のリスクと隣り合わせであることを理解しておく必要があります。