将来設計の要!確定拠出年金(DC)を理解しよう
- 確定拠出年金とは確定拠出年金(DC)は、老後の生活資金を準備するための年金制度の一つです。従来の年金制度とは異なり、将来受け取る年金額があらかじめ決まっているのではなく、加入者自身が運用しながら老後資金を積み立てていくという特徴があります。毎月の掛金は加入者自身で決定し、金融機関が用意した様々な投資商品の中から、自分のリスク許容度やライフプランに合わせて自由に選択することができます。運用によって得られた利益は非課税で再投資されるため、長期的な資産形成に有利です。確定拠出年金には、企業が従業員のために導入する企業型確定拠出年金と、個人で加入する個人型確定拠出年金(iDeCo)の2種類があります。どちらの制度も、掛金が所得控除の対象となるなど、税制上の優遇措置が設けられています。確定拠出年金は、運用成果によって将来の受取額が変動するというリスクはありますが、自ら老後の資産形成に取り組むことができるという点で、従来の年金制度にはないメリットがあります。ライフプランに合わせて適切に運用することで、ゆとりある老後を実現するための有効な手段となりえます。