借り手

経済の用語

金融機関の重要機能:リスク負担を解説

- リスク負担機能とは お金を借りたい企業や個人と、お金を預けたい企業や個人を繋ぐ役割を担うのが金融機関です。銀行や信用金庫などがその代表例ですが、これらの金融機関は預金業務や融資業務など、社会にとって重要な役割を果たしています。 金融機関の重要な役割の一つに「リスク負担機能」があります。 お金を貸し出す際には、どうしても貸したお金が返ってこないというリスクがつきまといます。企業であれば倒産してしまうかもしれませんし、個人の場合も病気や失業などで返済が困難になる可能性もあります。このようなリスクを「信用リスク」と呼びます。 金融機関はこの信用リスクを負うことで、預金者から預かったお金を企業や個人に融資しています。もしも融資を受けた企業が倒産してしまったり、個人が返済不能になったとしても、金融機関は預金者に対して預金は返すという約束を守らなければなりません。 私たちが安心して預金したり、融資を受けたりできるのは、金融機関がこのようなリスクを負担してくれているおかげと言えるでしょう。金融機関のリスク負担機能は、経済を円滑に回し、社会全体を支えるために欠かせないものです。