元本分配

投資信託

個別元本方式とは?投資信託の税金計算をわかりやすく解説

投資信託は、多くの個人投資家にとって、魅力的な資産運用手段となっています。その理由は、少額から始められること、そしてプロによって運用がなされることなどが挙げられます。投資信託で利益を得る方法の一つに、分配金があります。分配金とは、投資信託が保有している株式や債券の値上がり益や企業から受け取る配当金の一部を、投資家に分配する仕組みです。この分配金は、毎月あるいは3ヶ月ごとなど、投資信託の種類によって、受け取りの頻度や金額が異なります。 投資信託から分配金を受け取ると、そこには税金が発生することに注意が必要です。分配金にかかる税金は、所得税と住民税の二つに分けられます。所得税と住民税は合わせて約20%となり、これは分配金の受取時に直接差し引かれるため、確定申告時に改めて納税する必要はありません。 税金の計算は、投資信託の購入金額と解約時の価額に基づいて行われます。例えば、100万円で購入した投資信託を120万円で解約し、その間に20万円の分配金を受け取ったとします。この場合、利益は解約益100万円と分配金の20万円を合わせて30万円となり、この30万円に対して約20%の税金が課されることになります。