元本払戻金

投資信託

投資信託の分配金と元本払戻金

- 分配金の種類投資信託を購入すると、定期的に「分配金」を受け取ることができます。この分配金は、大きく分けて「普通分配金」と「元本払戻金」の2種類があります。-1. 普通分配金-普通分配金とは、投資信託を運用して得られた利益から支払われるお金のことです。 投資信託は、投資家から集めたお金をまとめて、株式や債券などの金融商品に投資します。そして、投資によって得られた売買益や利息などの収益から、運用にかかった費用などを差し引いた残りの金額が、投資家に分配金として支払われます。-2. 元本払戻金-一方、元本払戻金とは、投資信託の基準価額が購入時よりも下落した場合に、その下落分を補填するために、投資信託の元本の一部を投資家に返還するものです。元本払戻金は、利益から支払われるものではなく、あくまで投資した元本の一部が返還されているだけなので、受け取っても投資元本が減るだけで、利益が増えるわけではありません。投資信託の分配金には、このように2つの種類があることを理解した上で、投資する投資信託の分配金の履歴や種類などを確認することが大切です。
NISA

NISAの分配金、実は元本も戻ってくる?

- NISAの分配金とはNISAやつみたてNISAで投資を行うと、定期的に「分配金」を受け取ることができる場合があります。これは投資信託を通じて投資をしている場合に発生するもので、投資信託の運用によって得られた収益の一部が、投資家に分配されることを指します。イメージとしては、預けたお金が増えていく銀行の利息と似ていると言えるでしょう。分配金には、主に投資信託が保有する株式の配当金や、債券の利子が原資となるケースが多いです。分配金の受け取り方法は、投資信託によって異なり、受け取った分配金を再投資に回す「再投資型」と、指定口座に現金として受け取る「分配金受取型」の2種類があります。どちらの受け取り方が有利かは、投資する人の状況や投資スタイルによって異なります。NISAやつみたてNISAでは、分配金を受け取っても税金がかかりません。これは大きなメリットと言えるでしょう。ただし、分配金を受け取ると、その分、投資信託の基準価額は下がります。そのため、目先の利益だけにとらわれず、長期的な視点で投資を行うことが大切です。
投資信託

NISAでも非課税になる?元本払戻金について解説

投資信託から受け取る分配金には、大きく分けて二つの種類があります。一つは「収益分配金」、もう一つは「元本払戻金」です。 収益分配金とは、投資信託の運用によって得られた収益を投資家に分配するものです。具体的には、投資信託が保有する株式の配当金や債券の利子などが挙げられます。この収益分配金を受け取ると、「所得」として扱われるため、税金が課されます。株式投資で得られる配当金と同じように考えていただければ分かりやすいでしょう。 一方、元本払戻金は、投資信託の元本の一部を投資家に返還するものです。投資信託は運用状況によって基準価額が変動しますが、元本払戻金はその基準価額に影響を与えず、投資家が当初投資した資金の一部が戻ってくる形となります。元本払戻金は「所得」ではなく、あくまでも投資したお金の一部が戻ってきたとみなされるため、税金はかかりません。 投資信託を選ぶ際には、分配金の額だけでなく、その種類や仕組みについても理解しておくことが大切です。