年金を受け取るために!知っておきたい「裁定」の手続き
老後の生活資金として重要な役割を担う年金ですが、受給するためには「裁定」と呼ばれる手続きを経る必要があります。
「裁定」とは、年金制度を運営する機関が、私たち一人ひとりが年金を受け取る資格を満たしているか、そして、毎月いくら年金を受け取ることができるのかを判断する手続きです。
私たちが加入している年金制度が、国民年金や厚生年金といった公的年金制度の場合には、厚生労働大臣や独立行政法人である日本年金機構が、会社員や公務員が加入する企業年金制度の場合には、年金基金と呼ばれる機関が、それぞれ裁定を行います。
この裁定を受けることによって、初めて年金を受け取る権利が正式に認められるため、年金を受け取るためには非常に重要な手続きといえます。裁定が下りるまでには、通常数ヶ月程度の期間を要します。年金を受け取る予定の時期を考慮しながら、余裕を持って手続きを行いましょう。