効用最大化

経済の用語

家計の賢い行動:効用最大化とは?

- 家計の行動目標 私たちは日々、洋服や食品、娯楽など、様々な商品やサービスを購入しています。その種類は実に多岐に渡り、日々の生活を送る上で欠かせないものばかりです。では、私たちは何を基準にこれらの商品を選んでいるのでしょうか? 経済学では、家計は自身の満足度を最大化しようと行動すると考えられています。この満足度のことを「効用」と呼びます。そして、効用を最大化する行動を「効用最大化」と呼びます。 例えば、美味しいものを食べたいと思ったとしましょう。予算が限られている中で、私たちはその時に一番食べたいと感じるものを選びます。これは、限られた予算の中で最大の満足度、つまり効用を得ようとしている行動と言えます。 しかし、効用を最大化する行動は、何も目先の欲求を満たすことだけではありません。将来のために貯蓄をする、健康のために運動をするといった行動も、長い目で見れば私たちの満足度を高めることに繋がります。 このように、家計の行動は、常に「効用」という指標を基準に行われています。そして、その行動は、目先の満足だけでなく、将来の満足までをも見据えたものであると言えるでしょう。