投資信託の個別元本とは?
- 投資信託における個別元本とは
投資信託を購入する際、私たちは証券会社や銀行を通じて注文を出します。この時、基準価格と呼ばれるその日の価格で購入することになりますが、この価格は運用状況によって毎日変動します。
投資信託における「個別元本」とは、私たちが投資信託を購入した時点の基準価格を指します。例えば、1万口の投資信託を基準価格が100円の時に購入したとします。この場合、個別元本は100万円となります。
この個別元本は、私たちが投資信託にいくら投資したかを表す重要な指標となります。その後、基準価格が120円に値上がりしたとしましょう。この時、投資信託の評価額は120万円になりますが、利益は20万円となります。このように、個別元本を把握することで、現在の投資信託の評価額がどれだけ利益が出ているのか、あるいは損失が出ているのかを明確に判断することができます。
特に、積立投資などで定期的に購入する場合は、購入するタイミングによって基準価格が異なるため、個別元本も都度異なります。そのため、投資信託の運用状況を正しく把握するためには、個別元本を意識することが重要です。