マクロ経済学:経済全体を理解する
- マクロ経済学とは
マクロ経済学は、経済全体を一つの大きなシステムとして捉え、その動きを分析する学問です。
私たちの日常生活は、常に経済活動と密接に関係しています。例えば、日々の買い物で食品や日用品の価格が変動したり、企業の業績によって雇用が増減したりするなど、経済の動きは私たちの生活に大きな影響を与えます。
マクロ経済学では、このような経済全体の動きを、様々な経済指標を用いて分析していきます。代表的な経済指標としては、国内の生産活動の全体量を示す国内総生産(GDP)、物価の変動を示す消費者物価指数、雇用の状況を示す失業率などが挙げられます。
マクロ経済学は、これらの経済指標の変化を分析することで、景気変動の原因やメカニズムを解明し、景気対策や雇用対策など、より良い経済政策の実施に役立てることを目的としています。
つまり、マクロ経済学は、私たちの生活に身近な、景気や物価、雇用といった問題を取り扱うため、経済学の中でも特に現実世界と密接に関係していると言えるでしょう。