FTAが家計に与える影響とは?
- FTAとは
FTAとは、「自由貿易協定」を意味する英語の"Free Trade Agreement"の頭文字をとったものです。
特定の国や地域間で、モノやサービスの取引を活発にするための取り決めのことです。
通常、外国からモノを輸入する場合には、関税と呼ばれる税金が課せられます。
関税が課されることで輸入品の価格は上がり、国内産業が保護されます。
一方、FTAを締結した国や地域の間では、この関税が撤廃されたり、減額されたりします。
また、輸入品の量を制限する輸入割当などの貿易の障壁も、FTAによって撤廃・削減されます。
FTAは、企業がより安い価格で原材料や製品を輸入できるようになるため、企業の競争力強化につながります。
そして、消費者にとっても、より安価な商品やサービスを手に入れられるというメリットがあります。
さらに、FTAは貿易を活発化させることで、経済成長や雇用創出を促進する効果も期待されています。