欧州の地方自治を支えるCLRAEとは?
- 欧州地方自治体会議(CLRAE)の概要欧州地方自治体会議(CLRAE)は、欧州評議会の下部組織として活動する諮問機関です。欧州評議会は、フランスのストラスブールに本部を置く国際機関で、人権保護や民主主義の推進を目的としています。欧州連合(EU)とは異なる組織です。 CLRAEは、欧州評議会に加盟する46カ国から選出された地方自治体の代表議員318名で構成されています。 これらの議員は、それぞれの国の地方議会や市議会などの選挙で選ばれた地方自治体の代表者です。CLRAEは、地方自治体の視点から欧州評議会の活動に貢献することを目指し、様々なテーマについて議論を重ね、提言や報告書を欧州評議会に提出しています。具体的には、地方自治、人権、民主主義、文化、教育、環境問題など、幅広い分野を扱っています。CLRAEは、欧州評議会と協力して、地方自治体の能力強化や、地域社会における人権や民主主義の促進に取り組んでいます。また、地方自治体間の情報交換や経験共有を促進する役割も担っています。 欧州評議会の活動において、CLRAEは重要な役割を果たしており、欧州における地方自治の発展に貢献しています。