市場動向

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市場の温度感を示す「買い越し」とは?

- 「買い越し」とは?投資の世界では、毎日、株式や債券など、たくさんの種類の金融商品が売買されています。市場では常に誰かが何かを売ったり買ったりしているため、取引量は膨大なものになります。このような活発な取引の中で、例えば一週間や一ヶ月といった特定の期間に注目してみましょう。もし、その期間に投資家が「買った金額」と「売った金額」を比較して、「買った金額」の方が大きければ、それは「買い越し」の状態と表現されます。「買い越し」は、投資家の間でその金融商品に対する需要が高まっていることを示唆しています。多くの人がその商品を将来性があると見込み、積極的に買いに動いている状態と言えるでしょう。逆に、同じ期間に「売った金額」の方が「買った金額」を上回る場合は、「売り越し」と呼びます。これは、投資家がその金融商品を手放す動きが強まっていることを意味し、相対的に需要が低下している状況を表しています。
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外貨預金とベンチマーク

- 外貨預金とは外貨預金とは、普段使い慣れている円ではなく、アメリカドルやユーロといった外国のお金で預金することをいいます。銀行に預け入れるという点では円預金と同じですが、預金通貨が外国のお金になるため、円預金とは異なる特徴があります。まず、外貨預金は円預金と比べて利息が高く設定されている場合が多いです。そのため、同じ金額を預けるなら、円預金よりも多くの利息を受け取れる可能性があります。また、預けている間に円安になると、円に換金する際に受け取る金額が増えるため、為替差益と呼ばれる利益を得られる可能性もあります。しかし、為替の動きは予測が難しく、常に変動するリスクがあります。円高になってしまうと、預けた時よりも円に換金する際に受け取る金額が減ってしまうため、為替差損と呼ばれる損失が発生する可能性があります。さらに、金利も常に変動するため、預け入れた時よりも金利が低くなってしまう可能性も考えられます。このように、外貨預金は円預金よりも多くの利息を受け取れたり、為替差益を狙える可能性がある一方、為替差損が発生するリスクも伴います。外貨預金を検討する際は、メリットだけでなくリスクもしっかりと理解しておくことが大切です。