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投資家を守る!証券取引等監視委員会の役割

- 市場の番人、証券取引等監視委員会とは証券取引等監視委員会(SESC)は、株式や債券といった証券や、金融先物取引が公正に行われているかを監視する機関で、「市場の番人」とも呼ばれています。 1991年に、証券会社による大規模な不正取引が発覚し、日本の金融市場は大きく揺るがされました。 この事件をきっかけに、投資家を保護し、失われた市場への信頼を取り戻すため、1992年に証券取引等監視委員会が設立されました。証券取引等監視委員会は、証券取引所や金融商品取引業者を監督し、法令違反が疑われる場合には、捜査を行う権限を持っています。 具体的には、インサイダー取引や相場操縦といった不正行為の調査、金融商品取引業者による法令違反の有無の検査などが挙げられます。 これらの活動を通して、証券取引等監視委員会は、投資家が安心して取引できる、公正で透明性の高い市場の実現を目指しています。証券取引等監視委員会の活動は、私たちの預金や投資を守る上で、非常に重要な役割を担っています。 健全な市場の発展のためには、私たち一人ひとりが、証券取引等監視委員会の役割や活動内容について理解を深めることが大切です。