ノーオファーってどういう意味?
金融の世界では、売買が成立しない状態を指す言葉があります。それが「ノーオファー」と「ノービッド」です。
株式や債券といった金融商品は、常に売りたい人と買いたい人がいて初めて取引が成立します。しかし、価格が折り合わなかったり、市場の状況が変わったりすると、売買が成立しない場合があります。このような時、売りたい人がいない状態を「ノーオファー」、買いたい人がいない状態を「ノービッド」と表現します。
例えば、ある会社の株価が1,000円だとします。しかし、誰も1,000円で買いたいと思わなければ「ノービッド」の状態です。逆に、誰も1,000円で売りたいと思わなければ「ノーオファー」の状態となります。
「ノーオファー」や「ノービッド」の状態は、市場の流動性が低いことを示しています。流動性とは、売買したい時に、希望する価格でスムーズに取引できるかどうかを表す言葉です。「ノーオファー」や「ノービッド」の状態が続くと、投資家は希望するタイミングで取引できない可能性があり、注意が必要です。