店頭市場

債券投資

投資の参考情報!公社債店頭売買参考統計値とは?

- 公社債投資の指標となる統計値 国や地方公共団体、企業などが資金調達のために発行する債券を「公社債」と呼びます。そして、私たち個人投資家が証券会社を通じて公社債を売買する際、基準となる価格や利回りの情報が「公社債店頭売買参考統計値」です。 株式投資における株価情報と同じように、公社債投資においても価格の変動や利回りの水準を把握することは非常に重要です。この統計値は、私たち投資家が公社債への投資を検討する際の判断材料の一つとして役立ちます。 具体的には、この統計値には、各債券の銘柄ごとの売買価格や利回り、その日の価格変動などが掲載されています。これらの情報を確認することで、例えば、同じような条件で発行された債券でも、発行体や残存期間によって価格や利回りがどのように異なるのかを知ることができます。また、市場全体の動向を把握するのにも役立ちます。 公社債は株式と比べて価格変動が小さい投資対象と考えられていますが、だからといって価格変動のリスクがないわけではありません。世界全体の金利動向や発行体の信用力変化などによって、価格や利回りは日々変動します。そのため、投資をする際には、この統計値を参考にしながら、ご自身の投資目的やリスク許容度に合った銘柄選択を行うことが重要です。
株式投資

証券投資の穴場?フェニックス銘柄を解説

- フェニックス銘柄とは かつては多くの企業が株式を公開し、活発に売買が行われる金融商品取引所に上場していました。しかし、企業業績の悪化や市場環境の変化など、様々な理由によって上場廃止を余儀なくされる企業も少なくありません。こうした企業の中には、その後も事業を継続し、再び成長軌道に乗る可能性を秘めている場合があります。 フェニックス銘柄とは、一度は金融商品取引所での取引から姿を消し、現在は店頭取引となっている銘柄のうち、将来的な成長が期待される銘柄を指します。具体的には、日本証券業協会が定める一定の基準(例えば、時価総額や財務状況など)を満たした銘柄が、フェニックス銘柄として指定されます。 フェニックス銘柄は、かつて市場で活躍した企業が再び輝きを取り戻す可能性を秘めていることから、投資家にとって魅力的な投資対象となりえます。しかし、上場廃止に至った経緯や、現在の事業状況などを慎重に見極める必要があります。
株式投資

店頭取扱有価証券を理解する

- 店頭取扱有価証券とは証券会社で投資の相談をすると、証券取引所に上場されている株式や債券以外にも、証券会社が独自に扱っている投資商品を紹介されることがあります。これは、「店頭取扱有価証券」と呼ばれるものです。店頭取扱有価証券とは、簡単に言うと、証券取引所に上場されていない株式や債券のことです。 通常、株式や債券などは証券取引所に上場され、不特定多数の投資家が売買を行います。しかし、企業の規模や成長段階によっては、まだ証券取引所に上場していない場合もあります。このような場合、証券会社が独自に投資家との売買の仲介を行うことがあります。これが、店頭取扱有価証券です。店頭取扱有価証券には、成長途上の企業の株式や、比較的高利回りの社債などがあります。これらの商品は、証券取引所に上場されている商品と比較して、高い成長性や利回りを期待できる一方、情報量が少なく、価格変動リスクも大きくなる傾向があります。店頭取扱有価証券への投資を検討する際は、投資対象のリスクや特性をよく理解した上で、自己責任において判断することが重要です。
株式投資

投資の基礎知識:店頭気配とは?

株式投資を始めると、必ず目にすることになるのが「気配」という言葉です。株式投資において、この「気配」は、投資判断を行う上で欠かせない情報の一つです。 では、この「気配」とは一体何なのでしょうか?簡単に言うと、証券会社や証券取引所が投資家に向けて提示する、株式の売買価格の目安となる情報のことを指します。 気配には、「売り気配」と「買い気配」の2種類があります。「売り気配」は、株式を売りたいと考えている人が提示する希望売却価格のことです。一方、「買い気配」は、株式を購入したいと考えている人が提示する希望購入価格のことを指します。 この「売り気配」と「買い気配」の差が小さければ小さいほど、その株式の需要と供給のバランスが取れている状態と言えます。つまり、市場でその株式が多くの人に売買されたいと思われていて、取引が成立しやすい状態であることを意味します。逆に、差が大きい場合は、需要と供給のバランスが崩れており、取引が成立しにくい状態であると言えます。 株式投資を行う際には、常にこの「気配」に注目し、市場の動向を把握することが重要です。