弱気

経済の用語

外貨預金とベア(弱気派)の関係

外貨預金の世界では、「弱気」を意味する「ベア」という言葉が使われることがあります。これは、為替相場が今後下落すると予想する投資家の立場を表しています。 たとえば、あなたがアメリカドルで外貨預金をしているとしましょう。もし、円高ドル安が進行する場合、つまり円に対してドルの価値が下落する場合、これはベア市場と呼ばれる状況です。このような状況では、一見預金額は変わらなくても、円に換算した時の価値は目減りしてしまいます。 具体的に、1ドル100円の時に1万ドルを預けていたとします。その後、円高が進み1ドル80円になったとしましょう。ドル預金の額は1万ドルのままですが、これを円に換算すると80万円になり、20万円の損失が発生することになります。 このように、ベア市場は外貨預金の保有者にとって注意が必要な局面と言えるでしょう。為替相場の変動には常にリスクが伴うことを理解し、外貨預金を行う際には、将来の為替レートの動向を見極めることが重要です。
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為替相場上昇に賭ける?:外貨預金の『ブル』とは

外貨預金とは、普段使い慣れた円ではなく、アメリカ合衆国で使われているドルや、ヨーロッパ諸国で使われているユーロといった外国のお金で預金をする金融商品です。外貨預金の魅力は、金利が円預金よりも高い場合が多いという点にあります。預け入れたお金は、選んだ国の金利水準に基づいて利息がつきます。 しかし、注意しておかなければならないのは、円を外貨に交換して預け入れるため、円と外貨の交換比率である『為替相場』の影響を大きく受けるという点です。為替相場は、世界経済の状況や政治的な動きなど様々な要因によって常に変動しています。そのため、預け入れ時よりも円高になると、円に換算した時に目減りしてしまうことがあります。反対に、円安になれば利益が出ますが、投資と同じようにリスクとリターンは表裏一体です。外貨預金を始める際には、為替相場の変動リスクを十分に理解しておく必要があります。