
企業年金における「成熟度」とは?
- 企業年金の成熟度
企業年金は、従業員が定年退職を迎えた後も、安心して生活を送れるよう経済的に支えるための重要な制度です。しかし、企業年金制度の設計や運営方法は、企業の規模や業種、設立時期などによって大きく異なるため、一概に比較することはできません。
そこで、企業年金制度の状態を客観的に評価する指標の一つとして「成熟度」という考え方があります。これは、企業年金制度が、実際に年金を支払う段階にどの程度近づいているのかを測るものです。
成熟度が高い場合は、多くの従業員が既に退職し、年金を受け取っている段階にあることを示します。反対に、成熟度が低い場合は、これから退職する従業員が多く、まだ年金を支払う段階には至っていないことを意味します。
成熟度は、企業年金制度の健全性を測る上で重要な指標となります。成熟度が低い場合は、将来の年金支払いに備え、計画的に資産運用を行うなど、長期的な視点に立った運営が求められます。一方、成熟度が高い場合は、年金資産の運用収益が低下したり、受給者の増加によって年金財政が圧迫される可能性もあるため、注意が必要です。