成行注文

株式投資

初心者向け:株式投資における「成行」注文とは?

- 成行注文とは 株式投資では、証券会社に株の売買を依頼する際に「注文方法」を指定する必要があります。この注文方法にはいくつかの種類がありますが、その中でも基本的なものとして「成行」注文と「指値」注文があります。 今回は「成行」注文について詳しく解説していきます。 株の売買を行う際、投資家は自分が買いたい、あるいは売りたいと考える価格を常に把握しているわけではありません。また、少しでも早く株を売買したいと考える場合もあるでしょう。このような場合に便利なのが「成行」注文です。 「成行」注文は、注文を出した時点の市場価格で売買を行う注文方法です。 例えば、A社の株を「成行」注文で購入する場合、注文を出した時点でのA社の株価が1株1,000円であれば、1,000円で約定が成立します。 成行注文のメリットは、価格を指定する必要がなく、注文が成立しやすいという点にあります。 一方、デメリットとしては、注文を出した時よりも不利な価格で約定してしまう可能性があるという点が挙げられます。 例えば、A社の株を「成行」注文で購入しようとした際に、買い注文が殺到して株価が急騰した場合、1,000円よりも高い価格で購入してしまう可能性があります。 このように、「成行」注文は、価格よりも約定を優先したい場合に適した注文方法と言えるでしょう。
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為替変動に注意!外貨預金と成行注文

- 外貨預金とは外貨預金とは、普段私たちが使っている日本円ではなく、アメリカドルやユーロなどの外国の通貨で預金を行う金融商品です。銀行や信用金庫などの金融機関で取り扱っています。外貨預金の最大の特徴は、円預金に比べて金利が高い場合が多い点です。低金利が続く日本では、より高い利息を得たいという思いから、外貨預金を選ぶ人が増えています。また、預けている間に円安が進み、預け入れ時よりも円に対して外貨の価値が上がれば、為替差益を得られる可能性もあります。例えば、1ドル100円の時に1万ドル預け、1ドル110円になった時に円に戻せば、10万円の利益が出ます。しかし、為替レートは常に変動するものであり、円高に進んでしまうと、預け入れ時よりも円換算で目減りし、元本割れの可能性もあります。円高が進むと、同じ1万ドルでも、円に換算すると100万円から90万円に減ってしまうということです。このように、外貨預金は高いリターンが期待できる一方、為替レートの変動によって元本割れの可能性もあるため、投資初心者の方にはリスクが高いと判断されることもあります。外貨預金を始める際は、メリットだけでなく、リスクもしっかりと理解しておくことが大切です。
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FX取引の基礎知識:オーダーの種類と使い方

- 注文の種類取引の始め方 外国為替取引、いわゆるFX取引を始めようと思った時、まず理解するべき重要なポイントの一つに「注文」があります。注文とは、自分が希望する通貨をいくらで、いつ、どれくらいの量、売買したいのかを明確に指示することを指します。FX取引では、自分の投資戦略や相場状況に合わせて、様々な種類の注文方法の中から最適なものを選択することが、成功への鍵となります。 FX取引では、常に変動する相場環境の中で、的確なタイミングで売買を行う必要があります。しかし、常に相場を見守っていることは難しいものです。そこで、あらかじめ売買の条件を設定しておく「注文」が役立ちます。例えば、「円安が進んだら自動的にドル買い」といった具合に、自分の希望する価格やタイミングで自動的に取引を実行することができます。 注文には、「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」など、様々な種類が存在します。それぞれの注文方法には異なる特徴やメリット、リスクがあります。FX取引を始めるにあたっては、それぞれの注文方法の違いをしっかりと理解し、自身の投資スタイルやリスク許容度に合ったものを選択することが大切です。