投資家心理

指標

市場の温度感を示す「買い越し」とは?

- 「買い越し」とは?投資の世界では、毎日、株式や債券など、たくさんの種類の金融商品が売買されています。市場では常に誰かが何かを売ったり買ったりしているため、取引量は膨大なものになります。このような活発な取引の中で、例えば一週間や一ヶ月といった特定の期間に注目してみましょう。もし、その期間に投資家が「買った金額」と「売った金額」を比較して、「買った金額」の方が大きければ、それは「買い越し」の状態と表現されます。「買い越し」は、投資家の間でその金融商品に対する需要が高まっていることを示唆しています。多くの人がその商品を将来性があると見込み、積極的に買いに動いている状態と言えるでしょう。逆に、同じ期間に「売った金額」の方が「買った金額」を上回る場合は、「売り越し」と呼びます。これは、投資家がその金融商品を手放す動きが強まっていることを意味し、相対的に需要が低下している状況を表しています。
経済の用語

投資判断の鍵!内部要因を理解する

- 内部要因とは 投資の世界では、株価や市場全体の動きに影響を与える様々な要因が存在します。これらの要因は大きく「内部要因」と「外部要因」の二つに分類されます。 内部要因とは、市場の中で働く要因のことを指します。具体的には、投資家の心理状況や企業の業績、金利動向などが挙げられます。投資家の心理は、市場全体の雰囲気を左右し、楽観的な見方が広がれば株価は上昇し、反対に悲観的な見方が広がれば株価は下落する傾向にあります。また、企業の業績は、売上や利益など企業の活動状況を示す指標であり、業績が好調な企業の株価は上昇しやすく、反対に業績が不振な企業の株価は下落しやすくなります。さらに、金利動向も重要な要素です。金利が上昇すると、企業は資金調達コストが増加するため、利益が圧迫され株価が下落する可能性があります。逆に、金利が低下すると、企業の資金調達コストが減少し、利益が増加しやすくなるため、株価は上昇しやすくなります。 一方、外部要因とは、市場の外側から影響を与える要因を指し、政治状況や自然災害、国際関係などが該当します。 投資を行う際には、これらの内部要因と外部要因を総合的に判断することが重要となります。特に、内部要因は市場メカニズムに直接影響を与えるため、その動向を把握することが投資判断において非常に重要となります。