老後の所得税対策!公的年金等控除を理解しよう
- 公的年金等控除とは
老後の生活設計において、避けて通れないのが所得税の問題です。長年、私たちが納めてきた国民年金や厚生年金といった公的年金は、受給時に所得税の対象となります。つまり、せっかくの年金収入からも税金が引かれてしまうのです。
しかし、公的年金は老後の生活を支える大切な収入源です。そこで、税金による負担を少しでも減らし、安心して老後を過ごせるよう、「公的年金等控除」という制度が設けられています。
これは、年金収入から一定額を差し引くことで、課税対象となる所得を減らし、結果的に税金の負担を軽減するというものです。例えば、年金収入が年間200万円の場合、公的年金等控除を適用することで、所得税の計算上は200万円よりも少ない金額が収入として扱われます。
公的年金等控除は、私たちが納めた税金によって支えられている公的年金制度と、老後の生活設計を支えるための重要な制度と言えるでしょう。