将来設計の鍵!「予定昇給率」を理解しよう
老後の生活資金として、会社員や公務員が加入する年金制度である企業年金は欠かせないものです。将来受け取れる年金額は、現役時代の積立額や運用状況だけでなく、「予定昇給率」によっても大きく変わってきます。
予定昇給率とは、将来の給与の増加率を予測して設定する数値のことです。企業年金は、加入期間中の給与水準をもとに年金額が計算されるため、この予定昇給率が高く設定されていれば、将来受け取れる年金額も多くなる仕組みです。
例えば、毎年昇給が見込める企業に勤めている場合は、予定昇給率も高めに設定される可能性があります。一方、給与の伸びが緩やかな企業に勤めている場合は、予定昇給率は低めに設定されるでしょう。
将来、自分がどれくらいの年金を受け取れるのか、その金額を把握するためには、加入している企業年金の制度設計をよく理解し、予定昇給率がどのように設定されているのかを確認することが重要です。また、自身のライフプランに合わせた資産形成計画を立てるためにも、専門家などに相談しながら、年金制度について理解を深めていきましょう。