株価変動

株式投資

投資初心者が知っておくべき「往って来い」とは?

- 「行って来い」ってなに?株式投資や為替取引の世界で頻繁に耳にする「行って来い」という言葉。これは、ある一定の期間、例えば「1日」や「1週間」といった短いスパンで、相場がまるで迷子のように方向感覚を失ってしまう現象を指します。例えば、今日の株式市場でA社の株価を見てみましょう。取引開始とともに勢いよく上昇したA社の株価は、一時1,000円の大台に乗りました。ところが、昼休みの後から雲行きが怪しくなり始め、あれよあれよという間に値を下げてしまったのです。そして、取引終了の鐘が鳴る頃には、なんと取引開始時の水準である900円に戻ってしまいました。このように、一度は上昇したにも関わらず、最終的には元の価格に戻ってしまう。まるで遠くへ出かけた人が、結局は家に戻ってくるような、そんな動き方をすることから「行って来い」と呼ばれるわけです。「行って来い」は、上昇の後だけでなく、下落の後にも起こることがあります。取引開始直後に大きく値を下げた株価が、その後持ち直して、最終的には最初の価格に戻るケースも「行って来い」と表現されます。投資初心者にとっては、一喜一憂させられる動き方ですが、相場の世界ではよくあること。慌てず騒がず、冷静に市場の動きを見極めることが肝心です。