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株式投資

もう存在しないの?「端株」について解説

- 端株とは株は、企業の所有権を表す小さな証明書のようなもので、証券取引所で売買されています。通常、株は決まったまとまった数で取引されます。このまとまった数のことを「単元」と呼び、多くの場合100株が1単元となります。では、100株に満たない数の株はどうなるのでしょうか? 例えば、99株や、15株、1株だけ持っていたい場合はどうなるでしょう?このような、1単元に満たない株のことを「端株」と呼びます。端株は、いくつかの理由で発生することがあります。例えば、企業が「株式分割」を行った場合です。株式分割とは、1株を2株にしたり、3株にしたりすることで、株価を下げて、より多くの人が株を買えるようにする仕組みです。この時、100株持っていた人が、1株を2株に分割すると、200株を持つことになります。しかし、99株しか持っていなかった人は、198株となり、2株の端株が発生してしまうのです。また、株式の贈与や相続などで、単元未満の株が譲渡される場合も、端株が発生します。端株は、通常の取引所では売買できません。しかし、証券会社によっては、端株を買い取ったり、希望者に売却するサービスを提供している場合があります。 また、端株を1単元になるまで買い足したり、逆に端株を売却して単元株だけにすることで、通常の株式売買を行うことも可能です。