ユーロ圏の金融の要!ECBとは?
ユーロ圏の守護者ECBとは、ヨーロピアン・セントラル・バンク(European Central Bank)の略称で、日本語では欧州中央銀行と呼ばれます。
19ヶ国に共通の通貨ユーロを管理し、ユーロ圏全体の金融政策を一手に担う、まさにユーロ圏の守護神と言える重要な機関です。
その役割は多岐に渡り、物価の安定を維持することが最大の使命です。
物価の安定は人々の生活や経済活動の安定につながるため、ECBは政策金利の調整や市場への資金供給など、様々な手段を用いて経済の安定を図っています。
具体的には、物価上昇率が目標とする2%程度になるように、政策金利を調整し、ユーロの価値を安定させます。
また、金融機関への資金供給を通じて、市場に流通するお金の量を調整し、経済活動を支えています。
さらに、金融機関の監督を通じて金融システム全体の安定にも寄与しています。
このように、ECBは広範な権限と責任を負い、ユーロ圏経済の安定のために重要な役割を果たしています。