投資における「無相関」:リスク分散の鍵
- 無相関とは?
投資の世界で頻繁に耳にする「無相関」。
これは、2つの資産の値動きに関連性がないことを指します。
例えば、A社の株とB社の株を考えてみましょう。
A社の株価が上昇したとしても、B社の株価には全く影響がない、もしくは逆に下落してしまうことがあります。
これが無相関の状態です。
つまり、一方が上昇傾向であっても、他方が下降傾向になる可能性もありますし、反対に共に上昇する可能性もあるのです。
無相関の資産を組み合わせた投資は、リスク分散という観点から非常に重要です。
もし、全ての資産の値動きが同じ方向に動いてしまうと、資産全体が大きなリスクに晒されることになります。
しかし、無相関の資産を組み合わせていれば、仮に一つの資産の価値が下落したとしても、他の資産でカバーできる可能性が高まります。
このように、無相関の資産を理解し、ポートフォリオに組み入れることは、安定した資産運用を実現するために欠かせない要素と言えるでしょう。