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将来設計の安心材料!通算企業年金とは?

老後の生活資金をいかにして確保していくか、多くの人が関心を寄せる問題となっています。公的年金制度に加えて、会社員や公務員が加入する企業年金は、将来受け取れる金額が確定しているため、より安心して老後を迎えるための重要な役割を担っています。企業年金には、大きく分けて確定給付型企業年金、確定拠出型企業年金、そして通算企業年金の3つの種類があります。 確定給付型企業年金は、あらかじめ給付額が決まっているため、将来受け取る金額を予測しやすいというメリットがあります。毎月の給与から保険料が天引きされますが、運用は企業が行うため、加入者は複雑な手続きをする必要がありません。一方、確定拠出型企業年金は、加入者自身が毎月一定額を積み立て、その資金を元手に株式や債券などで運用するという特徴があります。将来受け取る金額は、運用成績によって変動しますが、自ら投資先を選択できるため、積極的に資産運用に取り組みたいという方に向いています。 企業年金は、企業が独自に運営していると思われがちですが、実際には企業年金連合会という組織が運営の中心を担っています。企業年金連合会は、厚生労働大臣の認可を受けて設立された機関であり、企業年金の円滑な運営を図る役割を担っています。企業年金連合会があることで、企業は年金制度の専門知識やノウハウがなくても、従業員に対して充実した年金制度を提供することが可能となります。