
IMRO:英国投資顧問規制の変遷
- IMROとはIMROは「Investment Management Regulatory Organization」の略称で、日本語では「投資顧問規制機構」と訳されます。これは、かつてイギリスに存在した金融機関の一つで、投資顧問会社などを取り締まり、健全な市場運営を監督する役割を担っていました。IMROは公認自主規制機関として、1998年までイギリスの金融サービス業界において重要な役割を果たしてきました。自主規制機関とは、政府とは独立した民間団体でありながら、法律に基づいて一定の公共的な権限を認められている機関です。IMROも同様に、金融サービス業界全体が健全に発展していくために、倫理的な行動規範を定めたり、会員企業に対する指導・監督を行ったりしていました。具体的には、投資顧問会社に対して、顧客の利益を最優先に考えた業務運営を求めたり、適切な情報開示を義務付けたりすることで、投資家保護を推進していました。しかし、1997年に金融サービス市場の監督体制を一元化するために金融サービス庁(FSA)が設立され、IMROはその役割を終えることになりました。現在、IMROの業務はFSAに引き継がれ、イギリスの金融サービス業界はFSAの監督の下で運営されています。IMROは、金融サービス業界の自主規制機関として重要な役割を果たした機関として、その歴史に名を刻んでいます。