投資信託の「設定来」を理解しよう
- 投資信託における「設定来」とは?投資信託は、多くの人から集めたお金をひとまとめにして、専門家が株式や債券などに投資し、その運用成果を投資家に還元する金融商品です。
この投資信託が新たに運用を開始する日のことを「設定日」といいます。
そして、「設定来」とは、この設定日から現在までの期間のことを指します。
投資信託の運用成績を表す際に、「設定来」という言葉がよく使われます。
例えば、「設定来リターン」といえば、設定日から現在までの投資信託の値上がり益や分配金などを含めたトータルの収益率を表します。
また、「設定来パフォーマンス」といえば、設定日から現在までの運用成績全体を指します。
投資信託を選ぶ際には、過去の実績を参考にしますが、その際に「設定来」の期間が長いほど、長期的な運用成績を把握することができます。
ただし、過去の実績が将来の成果を保証するものではないことには注意が必要です。
設定来の期間が短い投資信託の場合、運用成績が安定していない可能性もあるため、他の情報と合わせて総合的に判断することが大切です。