買い

株式投資

投資戦略: 見直し買いとは?

- 見直し買いとは株式投資の世界では、株価の上昇局面で「見直し買い」という言葉を耳にすることがあります。これは、これまで投資家からあまり注目されていなかった銘柄に、あるきっかけで買い注文が集中し、株価が急上昇する現象を指します。見直し買いが起こる要因はさまざまですが、共通しているのは、その銘柄の価値が再評価されるような材料が出現することです。例えば、業績が予想を上回る好決算を発表したり、新しい技術やサービスを開発したり、社会的なトレンドに合致した事業を展開したりするなど、企業の将来性を期待させるような出来事が起こると、投資家の関心が一気に高まります。これまで割安だと見られていた銘柄が、こうした材料によって見直され、将来的な成長を見込んで多くの投資家が買い注文を入れるため、株価は急騰する傾向にあります。まるで、忘れ去られていた宝物が、再び日の目を見るような状況と言えるでしょう。見直し買いは、一度火が付くと、短期間で株価が大きく上昇する可能性を秘めています。しかし、その一方で、材料が一時的なものに過ぎなかったり、過剰な期待によって株価が実態以上に上昇したりするケースもあるため、注意が必要です。
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外貨預金でロングって?

- 外貨預金とロング外貨預金は、円以外の通貨で預金を行うことで、金利差や為替差益を狙う投資方法です。銀行に預け入れられた外貨は、円と同様に金利がつきますが、通貨によっては日本の金利よりも高い金利が設定されている場合があります。これを金利差益と言います。また、預け入れ時と比べて円安になったタイミングで円に戻せば、為替差益を得ることができます。例えば、1ドル100円の時に100万円預け入れて、1ドル110円の時に円に戻すと、10万円の利益が出ます。この外貨預金において、「ロング」という言葉を耳にすることがあります。一体、ロングとはどのような意味を持つのでしょうか?「ロング」とは、簡単に言うと「買い持ち」のことを指します。外貨預金の場合、ある外貨で預金をするということは、その外貨を「買った」状態とみなすことができます。つまり、外貨預金は「その通貨が将来値上がりすることを見込んで、買い持ちしている状態」であり、これを「ロングポジション」と呼びます。反対に、将来の為替レートが円高方向に進むと予想する場合は、「ショート」というポジションを取ることが考えられます。しかし、外貨預金では、原則として「ロング」のポジションしか取ることができません。そのため、外貨預金は円安時に為替差益を狙う金融商品と言えるでしょう。