輸出為替:外貨を円に換える仕組み
- 輸出為替とは
輸出為替とは、日本の企業が海外へ商品を販売し、その代金として受け取った外貨を日本円に交換する取引のことです。
例えば、日本の自動車メーカーがアメリカへ車を輸出し、その代金としてアメリカドルを受け取ったとします。
この時、自動車メーカーは受け取ったアメリカドルを、給料の支払いや材料の仕入れなど、国内での事業活動に使うために日本円に換金する必要があります。
そこで、自動車メーカーは銀行に依頼して、受け取ったアメリカドルを日本円に交換します。
銀行は、外国為替市場を通じて、円を売りたいという相手を見つけ、その相手と交換レートを決定し、アメリカドルと日本円を交換します。
この銀行が行う外貨を円に交換する一連の流れを「輸出為替」と呼びます。
輸出為替は、日本の企業が海外との取引を行う上で欠かせない仕組みであり、日本経済にとっても重要な役割を担っています。